ホームページ作成マニュアル2020.09.27[日]
初心者必見! ホームページ作成でやってはいけない10の鉄則
企業や店舗のホームページは、適切に活用することで認知度向上や販売促進に役立てることが可能です。しかし、ビジネスに役立つホームページを作成するには、注意するべきいくつかのポイントが存在します。
そこで今回は、初めてホームページを作成するときに覚えておきたい、ホームページ作成でやってはいけない10の鉄則をご紹介します。計画時から制作会社の選定時、ホームページ制作時の3段階に分けてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
計画段階でやってはいけない3つのこと
ホームページを作成しようと考えた際、真っ先に作成方法について検討し始める方が多くいらっしゃいます。しかし、ホームページ作成を失敗に終わらせないためには、作成方法の検討よりも先にしっかりとしたホームページ計画を立てる必要があります。
ホームページ作成の計画段階で注意したい、やってはいけない3つのことを確認していきましょう。
目的やターゲットユーザーが曖昧
ホームページ作成でやってはいけない行動として、目的が曖昧なままホームページ作成に取り掛かってしまうケースが挙げられます。
ホームページ作成の目的が明確でない場合、どのような機能が必要になるのか、どんなコンテンツを用意するべきなのかが定まらず、ホームページ作成が難航する可能性が高いと言えます。また、ホームページが完成しても、誰に見てほしいのか伝わらないサイトになってしまうケースや、結局リニューアルが必要になってさらにコストが発生してしまう恐れもあります。
たとえば、
- 「実店舗へと集客したい」
- 「潜在顧客に自社の存在を知ってもらいたい」
- 「ネットショップを運営して売り上げを伸ばしたい」
など、ホームページを通じてどんな成果を得たいのか、つまりホームページ作成の目的を明確にしておきましょう。ホームページ作成の目的が明確になることで、目的を達成するためにアプローチするべきターゲット層や、用意するべき機能・コンテンツも見えてくるはずです。
ホームページ作成費用の相場を把握していない
ホームページ作成が失敗に終わりやすい代表例として、ホームページ作成費用の相場を理解していないパターンも挙げられます。
実装したい機能や掲載したいコンテンツ数、デザインにどこまでこだわるのかなど、作成したいホームページにかかる費用のおおまかな相場を把握していなければ、要件に合うホームページ制作会社を選択することは難しいと言えるでしょう。また、作成したいホームページの費用相場が予算を大きく超えてしまう場合には、機能やコンテンツ、デザイン面などで妥協しなければならないケースもあります。
ホームページ作成にかけられる予算のなかで理想に近いホームページを作るためにも、ある程度の相場を把握することが重要だと言えるでしょう。
大まかではありますが、一般的なホームページ作成の費用相場をご紹介します。
- ・自分(社内)でホームページを作成・・・無料
- ・フリーランスにホームページ作成(5ページ程度)を依頼・・・5万円~15万円
- ・制作会社にテンプレートデザインのホームページ作成(5ページ程度)を依頼・・・3万円~10万円
- ・制作会社にオリジナルデザインのホームページ作成(5ページ程度)を依頼・・・20万円~30万円
- ・制作会社に機能やコンテンツを充実させたホームページ作成を依頼・・・100万円~
- ・制作会社に独自システムの構築や高度な機能を実装したサイト制作を依頼・・・300万円~
運用計画が定まっていない
運用計画が定まっていない場合も要注意です。ホームページは作成してそこで終わりというものではありません。開設後に放置されたホームページは、集客効果が望めないだけでなく、お客様に不信感を与えてしまう恐れもあります。
そうした事態を避けるためにも、ホームページを継続的に運用できる体制を整えられるのかを確認しておきましょう。ホームページ運用に時間を割くことが難しい場合には、運用代行サービスを利用するという選択肢もあります。その場合には、運用代行サービスを提供しているホームページ制作会社も選択肢に加えておくとよいでしょう
制作会社の選定でやってはいけない4つのこと
ホームページ計画が明確になったら、自社に合ったホームページ制作会社を選定していきます。次は、ホームページ制作会社の選定時にやってはいけないポイントを確認していきましょう。
目的・予算に合っていない
ホームページ作成を成功に導くためには、目的・予算に合ったホームページ制作会社を選定することが大切です。一口にホームページ制作会社と言っても、料金体系や得意としている分野、制作フロー、オプションやアフターフォローの充実度などはさまざまです。
極端な例ですが、弁護士事務所のホームページを作成するのに、飲食店に特化したホームページ制作会社に依頼しても成果につながるホームページになる可能性は低いと言えます。
リース契約を要求する業者
ホームページのリース契約を要求する業者にも注意が必要です。できるだけコストを抑えたい人にとって、初期費用が不要で月額費用のみでホームページを用意することができるホームページリースは魅力的な選択肢に思えるかもしれません。
しかし、そもそもホームページはリース契約できるものではなく、リース契約を結んでトラブルに発展したケースは後を絶ちません。また、経済産業省の中小企業庁はホームページのリース契約に関する注意喚起の資料を公表しています。
もしもホームページのリース契約を結んでしまった場合、中途解約することができずクーリングオフも適用されません。トラブルを避けるためにも、ホームページのリース契約を要求する業者とは契約を交わさないようにしましょう。どうしても分割払いでホームページを作成したい場合には、割賦取引に対応している制作会社を選ぶことをおすすめします。
デザインサンプルを確認せずに契約
ホームページ制作で失敗しやすいパターンとして、実績を確認せずに制作会社に依頼してしまうケースを挙げることができます。
過去のデザインサンプルは、ホームページ制作会社の得意分野やクオリティを確認するのに非常に役立ちます。自分のイメージに近いホームページデザインサンプルがある制作会社であれば、制作もスムーズに進行することでしょう。反対にデザインサンプルを確認せずに依頼してしまった場合、予想していたものと全く異なるホームページが納品されるケースや、制作が難航する可能性もあります。
ホームページ制作会社を選定する際には、必ずデザインサンプルを確認するようにしましょう。
ホームページ運用に関する制約が多い
ホームページの制作や開設後の運用に関する制約も、事前に確認するべきポイントのひとつです。たとえば、独自ドメインでの運用については必ず確認するべきだと言えます。企業ホームページは独自ドメインでの運用が一般的であり、企業としての信頼性にも影響します。また、ホームページ開設後に自分で更新作業を行うためにも、「CMS」が提供されるかどうかも確認しておきましょう。「CMS」とは専門知識がなくても簡単にウェブサイトの更新・管理を行えるシステムで、代表的なものには「WordPress(ワードプレス)」や「Mobile Type(モバイルタイプ)」などがあります。
制作段階でやってはいけない3つのこと
最後に、ホームページの制作段階でやってはいけない3つのことをご紹介します。ホームページの制作時にはどのような注意点があるのでしょうか。
ユーザー目線に立っていない
ビジネスに役立つホームページを作成するには、ユーザー目線に立って制作を進めていくことがなによりも重要です。たとえば、スマートフォンからの閲覧に対応しているかどうかはユーザビリティに大きく影響します。近年ではパソコンよりもスマートフォンで検索を行うユーザーが増えているため、ホームページのスマホ対応は欠かせないでしょう。
また、サイトの読み込み速度が遅い場合もユーザーにストレスを与える原因になります。不用意に大容量の画像や動画・アニメーションを使用して読み込み速度が遅くならないように注意が必要です。
そのほか、サイト全体のデザインやフォントなども、情報の視認性を左右します。ユーザー目線に立って、ユーザーが利用しやすいホームページを目指しましょう。
ガイドライン違反のSEO対策
ホームページを検索結果に表示させて多くの人に見てもらうためには、「SEO対策」が不可欠になります。SEO対策とは検索エンジンの検索結果画面の上位に表示させるための施策であり、「検索を行うユーザーにとって有益な情報を提供すること」が結果的に「検索結果の上位表示」につながります。
しかし、Googleが公表しているガイドラインに違反するSEO施策を行う業者も存在します。たとえば、外部リンクの購入や隠しテキストの挿入、脈絡なくキーワードを羅列するなどの行為は、ガイドライン違反の代表例です。
ガイドライン違反のSEO施策は、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があるだけでなく、ユーザーからの信頼を損なう恐れがあるので、絶対にやめましょう。
セキュリティ対策が甘い
ホームページ制作では、セキュリティ対策にも注意する必要があります。たとえば、サイト上でのデータのやり取りを暗号化する仕組みである「SSL」は必ず対応するべきだと言えます。SSL対応していないサイトは、情報漏洩の危険があるばかりか、サイトを閲覧しようとすると警告文が表示されるなど、ユーザーに不信感を与えてしまう恐れもあります。
ユーザーに安心してホームページを利用してもらうためにも、万全のセキュリティ対策を期すようにしましょう。
「やってはいけないこと」に注意してビジネスに役立つホームページ作成を
今回は、ホームページ作成でやってはいけない10のことをご紹介しました。ホームページを開設しても、ビジネスの役に立たないのでは意味がありません。今回ご紹介した情報も参考に、ビジネスに役立つホームページ作成に着手してみてはいかがでしょうか。
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この記事の執筆者:オリジナルホームページシード編集部
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