ホームページ作成でよく目にする単語に「独自ドメイン」や「サブドメイン」があります。これからホームページを作成しようと考えている方のなかには、その違いが分からなかったり、どちらを選ぶべきか悩んだりしている方も多いのではないでしょうか。
とくにホームページをビジネスに利用したいと考えている場合には、「独自ドメイン」と「サブドメイン」のどちらで運営するかは、ホームページ開設後の運営に大きく影響します。
こちらの記事では、ドメインの役割や、独自ドメインとサブドメインの違い、独自ドメインを取得することのメリットについてご紹介していきます。これから、ホームページを開設する方はもちろん、現在サブドメインでホームページを運営している方も、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
ドメインはインターネット上の住所
まずは、そもそもドメインとはどういったものなのかを確認してみましょう。ドメインとはインターネットにおける「住所」の役割を果たすもので、当サイトのURL(https://interrock.co.jp/service/hp-service/)の「interrock.co.jp」の部分がドメインです。
インターネットにおける通信では、「153.126.145.167」のように数字の羅列で構成されたIPアドレスを指定することで目的の情報にアクセスしたりEメールを送ったりします。このIPアドレスを、より覚えやすい文字に置き換えたものがドメインです。
独自ドメインとサブドメインの違いとは
ドメインがインターネット上の住所の役割を果たすことをお伝えしましたが、ドメインは大きく「独自ドメイン」と「サブドメイン」に大別することができます。ここでは、独自ドメインとサブドメインの違いについて説明していきます。
独自ドメインは「一戸建て」
独自ドメインとはその名の通り他とは重複することがない独自のドメインで、「一戸建て」の住所のようなものです。
すでに存在するドメイン名と重複する場合を除き、「トップレベルドメイン(TLD)」の直前の文字列を自由に決定することができます。
トップレベルドメインとはドメイン名の末尾部分(「.jp」や「.com」「.net」など)を指し、「分野別トップレベルドメイン(gTLD)」「国コードトップレベルドメイン(ccTLD)」「属性別JPドメイン」などの種類があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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独自ドメインの取得は有料ですが、ビジネス利用のホームページを作成する際には独自ドメインの取得がスタンダードとされています。その理由については後ほど詳しくお伝えします。
サブドメインは「ビルのテナント」
サブドメインとは「ビルのテナント」のようなもので、主に同一の運営元がサイトを使い分ける際や、無料ホームページサービスや無料ブログサービスで作ったサイトに使用されるドメインです。
たとえば、無料ホームページサービスを提供している会社のドメインが「〇〇.jp」だとします。そのサービスを利用して作成したホームページは「□□.〇〇.jp」のようなURLとなり、「□□」の部分がサブドメインにあたります。つまり、「〇〇.jp」という商業ビルのなかの「□□」というお店、といったイメージです。
また、無料ホームページ作成サービスや無料ブログサービスでは、運営元のドメインのサブディレクトリが割り当てられるケースもあります。
たとえば、「〇〇.jp」のサブディレクトリを割り当てられた場合、「〇〇.jp/△△/」となります。独立したページではなく「〇〇.jp」内の下層ページという扱いですので、「〇〇.jp」というお店の「△△」というコーナー、といったイメージです。
企業ホームページを独自ドメインで運用するべき理由
先程、ビジネス利用のホームページでは独自ドメインの取得がスタンダードであることをお伝えしました。ではなぜ、ビジネス利用のホームページではサブドメインやサブディレクトリではなく独自ドメインでの運用が好ましいのでしょうか。その理由について解説していきます。
覚えやすいURLでビジネスをアピールできる
独自ドメインでホームページを運営することのメリットとして、シンプルで覚えやすいURLを使用できる点が挙げられます。サブドメインでホームページを運営する場合、サービス提供会社のドメインと自分で設定したサブドメインが組み合わさったURLとなるため、どうしても長くて覚えづらい印象になりがちです。
一方、独自ドメインで運営することで、あなたのビジネスをシンプルに表したURLを使用することができます。シンプルで覚えやすいURLは、あなたのビジネスの認知度向上・ブランディングに役立つことでしょう。
サブドメインはSEOで不利になる場合がある
独自ドメインでホームページを運営することで、サブドメインのホームページよりも優位にSEO対策を行うことができます。なぜなら、検索エンジンの検索結果には、同一ドメインのサイトの表示数に上限があるためです。これは、検索結果の情報に偏りが発生しないための制限です。つまり、同じドメインで運営している他のサイトとテーマやジャンルが被っていると、検索結果に表示されにくくなってしまうのです。
また、同じドメインで運営している他のサイトが検索エンジンからペナルティを受けた場合、そのドメイン自体の評価が下がってしまい、結果的に自分のホームページの評価も下がってしまうケースが考えられます。
独自ドメインは資産が蓄積される
ホームページを運営していくなかで蓄積されたコンテンツや外部サイトからのリンクは、SEOの面で大きな資産となります。独自ドメインでホームページを運営している場合、蓄積された資産はその独自ドメインだけのものだと言えます。
一方で、サブドメインでホームページを運営している場合、蓄勢された資産は運営元のドメインの資産でもあります。つまり、ホームページをサブドメインから独自ドメインに移行する場合や、運営元のサービス終了などの止むを得ない理由でドメインを変更する際に、それまでに獲得した資産を手放すことになるのです。
これからホームページを作成する場合はもちろんですが、現在サブドメインでホームページを運営している場合もできるだけ早い段階で独自ドメインを取得するべきだと言えます。
サブドメインのホームページを作成できる
ホームページを運営していく中で、「新たに別テーマのサイトを展開したい」と考えたとき、独自ドメインを取得している場合にはサブドメインのホームページを作成することが可能です。
例えば、コーポレートサイトとは別に求人に特化した採用サイトを作る企業は少なくありません。
テーマ・目的によってサイトを分けることのメリットとしては、専門性が高めることができる点を挙げることができます。
特定のジャンルに特化したサイトは検索エンジンに評価されやすい傾向にあり、ユーザーにとっても内容を把握しやすくなります。
今後、複数のホームページを展開する可能性があるのであれば、独自ドメインの取得が好ましいでしょう。
ドメインはメールアドレスにも使用される
前の章では、企業ホームページを独自ドメインで運用するべき理由についてご説明しました。しかし、独自ドメインを取得するべき理由は、ホームページ以外にも存在します。なぜなら、ドメインはホームページだけでなくメールアドレスにも使用されるからです。ここでは、独自ドメインのメールアドレスについてご説明します。
独自ドメインがあれば、メールアドレスも作成可能
すでにお伝えしている通り、ドメインはメールアドレスにも使用されます。たとえば、Googleで作成可能なGmailでは「〇〇@gmail.com」、Yahoo! JAPANが提供するYahoo!メールでは「〇〇@yahoo.co.jp」のようにドメインが使用されています。
そして、独自ドメインを取得している場合には、「@」のあとに独自ドメイン名がついたメールアドレスを作成することができます。
独自ドメインのメールアドレスのメリット
では、独自ドメインのメールアドレスを作成することで、どういったメリットがあるのでしょうか。最も大きなメリットとしては、信頼感の獲得が挙げられます。
取引先との連絡に使用するメールアドレスが誰でも作成できるフリーメールでは、どうしても簡易的な印象は拭えません。ビジネスとしての信頼感、そしてブランディングの面でも、ビジネス名がついた独自ドメインのメールアドレスのほうが適していると言えます。これは、フリーランスで仕事をしている人にとっても例外ではないでしょう。
また、ひとつのドメインで複数のメールアドレスを作成することもできるので、スタッフごと、部門ごとに独自ドメインのついたメールアドレスを用意ことも可能です。
ビジネスでは独自ドメインを利用しよう!
今回は、独自ドメインとサブドメインの違いや、ビジネスにおいて独自ドメインの取得が推奨される理由についてご紹介しました。今回ご紹介した独自ドメインのメリットからも、ビジネス利用のホームページ、メールアドレスには独自ドメインを使用するべきだとと言えます。
これからホームページを作成する、あるいは現在サブドメインでホームページを運営している方も、ぜひ独自ドメインの取得を検討してみてください。
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