気軽に情報を発信したり共有したりすることができるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、世界中で多くの人々に利用されています。なかでも、代表的なSNSとして知られているサービスに「Facebook」があります。Facebook活用にはさまざまなメリットがあり、ホームページと併用することでより効率的にビジネスをアピールすることも可能です。
こちらの記事では、SNSのなかでもFacebookに焦点を当てて、その特徴やメリットについてご紹介していきます。
目次
FacebookはどんなSNS?
まずはFacebookとはどんな特徴を持つSNSなのかを確認してみましょう。Facebookは、ユーザー同士でフォローし合うことで、お互いの投稿がタイムラインに表示されます、投稿できる内容は幅広く、テキストや写真、動画、さらにはリンクを投稿することも可能です。リンクを投稿すると、リンク先ページのタイトルやディスクリプション、サムネイル画像が表示されます。
また、Facebookには個人利用のアカウント(個人ページ)とは別にビジネスアカウント(Facebookページ)を作成することができます。ビジネスアカウントは複数人で管理を行うことができ、投稿の効果を確認できるインサイト機能を利用したり、有料で広告を出稿することができます。こうした特徴から、Facebookはビジネスにも多く活用されているのです。
Facebookは世界で最も利用者数が多いSNS
ビジネス利用にも適しているFacebookですが、世界、そして国内でどれだけ多くの人々に利用されているのでしょうか。ここでは、国内外におけるFacebookの利用状況について確認していきます。
Facebookのアクティブユーザー数は月間22億人
まずは、世界でのFacebookの利用状況を確認してみましょう。Facebookが公表している情報によれば、デイリーアクティブユーザー数は14億5千万人、月間アクティブユーザー数は22億人(2018年3月31日時点)となっています。
また、世界でも有数の統計ポータルサイト「Statista」が公表している代表的なSNSの利用者数に関する調査(2018年4月時点)によれば、代表的なSNSのなかでもFacebookの利用者数が群を抜いて多いことが示されています。
参照:会社情報 | Facebookニュースルーム
参照:• Leading global social networks 2018 | Statistic
日本におけるFacebookの利用状況
また、Facebookは日本においても多くの利用者数を誇っています。平成29年7月に総務省が公表した「平成28年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によれば、Facebookの利用率は全年代で32.3%となっています。
これは、同じく代表的なSNSであるTwitterの27.5%、Instagramの20.5%を上回っています。年代別の利用率を見ると、20代で54.8%、30代で51.7%、40代で34.5%となっています。
参照:総務省|「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
Facebookとホームページを併用するメリット
では、Facebook活用にはどういったメリットがあるのでしょうか。じつは、Facebookはホームページと合わせて活用することで、さまざまなメリットが期待できるのです。次は、Facebookを活用することのメリットについて詳しく確認してみましょう。
多角的にビジネスをアピールできる
Facebookでは、投稿した情報がフォロワー(ビジネスアカウントではファン)のタイムライン上に表示されます。つまり、Facebookは自分のタイミングで伝えたい情報をアピールすることができるプッシュ型のメディアだと言えます。Facebookの投稿はフローコンテンツ(流動型のコンテンツ)なので、その時に知ってほしいタイムリーな情報の告知に適しています。
一方でホームページは、コンテンツを用意してユーザーが訪れるのを待つプル型のメディアだと言えます。ホームページのコンテンツはストックコンテンツ(蓄積型コンテンツ)なので、例えば企業の理念や提供しているサービス・商品情報など、永続的に価値のある情報の提供に適しています。
プッシュ型のFacebookとプル型のホームページを併用することで、より多角的にビジネスをアプローチすることができるでしょう。
Facebookがホームページの集客力向上につながる
Facebookでは、ホームページの集客力向上に役立てることも可能です。ホームページで公開しているコンテンツのURLを、Facebookで投稿することでいち早くコンテンツの存在を認知してもらえます。さらに、それを見たフォロワーが投稿をシェアすることで、あなたのビジネスを知らなかったユーザーにまで拡散される可能性があります。
また、Facebookでは広告を出稿することも可能です。Facebook広告の特徴は、ターゲティング精度です。年齢や性別、居住地、趣味嗜好など、さまざまな条件で広告を表示するターゲットを絞り込むことができるので、効率的に自社の存在をアピールすることができます。
関連記事:精度の高いターゲティングが可能!Facebook広告の魅力や出稿のポイント
多くのユーザーにコンテンツの存在を知ってもらうことで、被リンクを獲得できる可能性も高まります。被リンクとは外部サイトからのリンクであり、集客力を高めるために必要不可欠なSEOの重要な要素です。つまり、Facebookを活用することは、ホームページ自体の集客力強化にもつながるのです。
ユーザーの反応を確認することができる
Facebookでは、投稿に対するユーザーの反応を確認可能です。投稿を見たユーザーからはコメントが寄せられる場合があり、ユーザーのリアルな声を確認することができます。
また、フォロワーが30人を超えたビジネスアカウントではインサイトというアクセス解析機能を使用することができます。インサイトでは投稿のリーチ数やクリック率、エンゲージメントといったデータを確認することができます。さらには、ユーザーの性別や年齢、居住地などの詳細を確認することも可能です。
こうしたユーザーの反応を確認できるという点は、投稿やコンテンツの質を改善するために役立てることができるでしょう。
ホームページにタイムラインを埋め込むことも可能
Facebookのタイムラインを、ホームページに埋め込むことも可能です。
ホームページにタイムラインを埋め込むことで、ホームページを訪れたユーザーがビジネスアカウントの存在を知るきっかけになります。
ホームページを訪れたユーザーにFacebookアカウントをフォローしてもらうことができれば、よりコンスタントにユーザーに情報を届けることが可能になります。
タイムラインを埋め込むには、Page Plugin(ページプラグイン)というツールを使用します。
ページプラグインの設定ページで埋め込み用のコードを作成し、そのコードをホームページの表示させたい箇所に貼り付けます。
新たにホームページを作成する場合には、Facebookタイムラインの埋め込みを代行してくれるホームページ制作会社もあるので確認してみましょう。
ビジネスアカウント(Facebookページ)の開設方法
次は、Facebookのビジネスアカウントの開設方法を確認してみましょう。ビジネスアカウントは個人のアカウントと区別して「Facebookページ」と呼ばれています。Facebookページの作成には個人アカウントが必要になるので、個人アカウントを持っていない場合には事前に開設しておきましょう。
ページの作成
まずは、個人アカウントでFacebookにログインします。画面右上にある「▼」をクリックし、「ページを作成」を選択します。すると、「ビジネスまたはブランド」か「コミュニティまたは著名人」の選択画面が現れます。一般的なビジネス利用であれば「ビジネスまたはブランド」の「スタート」ボタンをクリックしましょう。
基本情報の入力
次は、基本情報の入力に移ります。まずは「ページ名」と「カテゴリ」から入力していきましょう。ページ名は実際のビジネス名でも検索キーワードを意識した名前でも問題ありません。
カテゴリは語句を入力すると候補が表示されるので、自分のビジネスに一番あったカテゴリを選択しましょう。すると、電話番号や住所などの入力欄が表示されるので一通り入力していきましょう。
プロフィール写真・カバー写真の追加
基本情報の入力が終わると、プロフィール写真の設定画面に移ります。ユーザーの印象を左右する要素ですので、あなたのビジネスをひと目で表すような写真を使用しましょう。プロフィール画像を設定したら、カバー写真の設定に進みます。ページの上部に大きく表示される画像なので、鮮明な画像を使用するとよいでしょう。
プロフィール写真・カバー写真の設定が終わればフェイスブックページの作成は完了です。また、プロフィール写真・カバー写真の設定はスキップすることもできるので、アカウントを作成したあとに設定するのもよいでしょう。
Facebookページで詳細設定を忘れずに
プロフィール写真・カバー写真の設定が完了、あるいはスキップすると、作成したFacebookページの画面に移動します。
この時点ではまだ最低限の情報しか登録されていないので、詳細情報の設定を忘れないようにしましょう。とくに、ホームページのURLの追加や、ページの説明文は最初に設定しておくことが大切です。
Facebookとホームページを併用しよう!
今回は、Facebookの特徴やメリット、そしてビジネスアカウント(Facebookページ)の開設方法についてご紹介しました。Facebookとホームページはそれぞれ異なる特徴を持っており、併用することでより効果的にビジネスをアピールすることができます。
今回ご紹介した情報も参考に、Facebookとホームページを併用してみてはいかがでしょうか。