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新時代のSEO?音声検索の最適化(VSO)に必要な対策とは?

スマートフォン、タブレット端末、IoT家電など、さまざまなインターネット接続機器の登場により、インターネットで情報収集を行う場面は以前に比べて格段に増えました。そして、検索エンジン最適化(SEO)のトレンドも変化を続け、さまざまなシーンを想定した対策が求められています。

こちらの記事では、近年注目を集める「音声検索最適化(VSO)」についてご紹介します。音声検索への対策は今後ますます重要になることが予想されます。ぜひ、参考にしてみてください。

時代に合わせて変化を続けるSEO対策

冒頭でも触れたとおり、SEO対策のトレンドは時代とともに変化を続けてきました。たとえば、かつては外部サイトからのリンク(被リンク)を数多く獲得することがSEO対策を行う上で重要視されていましたが、現在では被リンクの数よりも質、そしてなによりもコンテンツの内容が重要視されています。

また、近年ではローカルSEOという概念も生まれました。これは、地域名とキーワードを組み合わせたキーワード検索において上位表示を目指す施策であり、年々重要性が高まっています。そして現在、新たに注目を集めているのが音声検索の最適化、「VSO」です。次は、音声検索の歴史について確認していきましょう。

スマホの普及や音声アシスト家電の登場で認知が広まる

注目を集めつつある音声検索ですが、その歴史はまだ短く、今後さらなる発展が予想されます。では、音声検索が広く認知されるに至った経緯について確認していきましょう。

スマートフォンの普及

音声検索が一般的に認知され始めた大きな要因として、スマートフォンの普及が挙げられます。じつは、スマートフォンが登場する以前の2002年の段階で、Googleはボイスサーチという音声検索システムを提供していました。これは、特定の電話番号につなぎ、合図の後に調べたい内容を発音するというものでしたが、一般的に認知・利用されるまでには至りませんでした。スマートフォンの登場・普及とともに、iOS端末の「Siri」やアンドロイド端末の「OK Google」など、音声検索の技術は大きく発展し、広く認知されるようになりました。

音声アシスト家電の登場

スマートフォンの普及で認知度が高まった音声検索は、音声アシスト家電の登場によってさらに私たちの生活に浸透してきています。たとえば、「Alexa」や「Google Home」などは代表的な音声アシスト家電と言えるでしょう。音声での呼びかけで家電の操作を行うことができるほか、天気予報や料理のレシピといった調べもの、日用品の注文など、日常生活のさまざまなことをサポートしてくれる便利ツールとして広く認知され始めているのです。

音声検索が利用されるシーンとは

次に、音声検索が利用されるのは主にどういった場面なのでしょうか。今後新たな音声検索機能を搭載したデバイスが登場したり、さらに認知が広まることで、音声検索の利用シーンは増えていくことが予想されます。では、音声検索の利用シーンについて見ていきましょう・

自宅での音声検索

音声検索の主な利用シーンのひとつとして、自宅内での利用が挙げられます。音声検索が広く認知されつつあるとは言え、「公共の場で音声検索を行うのは躊躇する」という人は多くいます。そのため、プライバシーが守られる自宅は音声検索が利用されるシーンの代表格と言えます。音声アシスト家電による音声検索はもちろん、スマートフォンでの音声検索を行うケースも考えられるでしょう。

車中での音声検索

また、音声検索が利用されやすいシーンとして、車の中が考えられます。自宅と同様、車中はプライバシーが保護された空間であり、他人の目を気にすることなく音声検索が利用できるためです。また、ハンズフリーで検索を行える点は、運転中のちょっとした調べ物にも適していると言えるでしょう。たとえば、車での移動中に周辺のパーキングを検索したり、レストランを探したりといった利用が考えられます。

今後は音声検索を目にする機会が増える!?

現在のところ、人前での音声検索を躊躇する人が多くいますが、今後はさらに音声検索を利用している光景を目にすることが増えると予想されています。これは、技術の進歩によって音声検索の精度が向上するだけでなく、音声検索の利用に馴染みがある世代が増えていくためです。

実際に、Google社のCEOであるスンダー・ピチャイ氏は自身のTwitterアカウントで「2020年までに音声検索がモバイル検索のなかで占める割合は50%に達する」という予測を2016年の段階で発信しています。

音声検索の最適化(VSO)のポイント

今後さらに活用シーンが増えることが見込まれる音声検索に対応するには、どうすればよいのでしょうか。現在のところ、音声検索のための対策方法は限られています。音声検索を意識しつつも、従来のSEO対策を強化していくことが有効だと言えます。では、現段階で取り組むことができる音声検索の最適化(VSO)のポイントについて確認していきましょう。

音声検索の質問形式を考慮する

音声検索の最適化で重要なポイントとして、音声検索の特性を考慮したキーワード設計を挙げることができます。たとえば従来の検索方法の場合には、近くのレストランを探す際に「(地域名) レストラン」といったキーワードで検索を行うケースがほとんどだと思います。しかし音声検索の場合には、「(地域名)の近くのレストランは?」のように、口語体での質問が多くなると予想されます。つまり、音声検索における質問形式を意識したキーワードで対策を行うことが重要だと言えるでしょう。

モバイルフレンドリーなサイトづくりは必須

音声検索の最適化につながる取り組みとして、モバイルフレンドリーなサイトづくりも挙げることができます。すでにお伝えしている通り、スマートフォンは音声検索に用いられる主な機器です。つまり、スマートフォンからの閲覧に対応していないサイトは、音声検索においても不利になる可能性が非常に高いと言えるでしょう。

スマートフォンに対応するためのひとつの方法として、レスポンシブウェブデザインを挙げることができます。レスポンシブウェブデザインは、あらゆるデバイスの画面サイズに合わせてページを表示することができる技術であり、パソコン用・スマホ用とサイトを分ける必要がないため運用面の負担が少ない点も特徴です。
関連記事:レスポンシブWebデザインとは?メリットやデメリットをチェック!

ローカルSEO対策がVSO対策につながる

ローカルSEO対策も、音声検索最適化につながる取り組みです。ローカルSEOとは、「(地域名) 業種」のような「ローカル検索」で上位に表示させるための施策です。このような検索方法は、音声検索においても多く使用されることが予想されます。

そして、ローカルSEOを強化するために不可欠なのが、「Googleマイビジネス」への登録・です。Googleマイビジネスに登録することで、Google検索やGoogleマップ上にビジネスの基本情報を表示させることができ、ローカル検索での上位表示を目指す上で重要です。以下の記事では、Googleマイビジネスのメリットや登録方法について詳しく紹介しています。あわせてご確認ください。
関連記事:Googleマイビジネスとは?|特徴やメリット、登録方法をご紹介!

急速に普及する音声検索に備えよう!

今回は、急速に普及しつつある音声検索に焦点を当て情報をお伝えしてきました。音声検索のシェアは年々拡大しており、今後はさらに音声検索の重要性が高まることが予想されます。今回ご紹介した情報も参考に、音声検索の最適化に取り組んでみてはいかがでしょうか。