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メルマガ配信は効果アリ?メリットと活用ポイントを紹介!

インターネットを利用したマーケティング手法として多くの企業に取り入れられている「メルマガ」。目まぐるしくトレンドが入れ替わるウェブマーケティングにおいて、メルマガは定番のマーケティング手法として古くから利用されています。

そこで今回は、数多あるマーケティング手法のなかでもメルマガに焦点を当て、そのメリットやデメリット、メルマガ配信のポイントについてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

メルマガを配信してる企業は多い!

まずは、メルマガの利用状況について確認してみましょう。総務省が公表している「平成28年通信利用動向調査報告書(企業編)」では、企業における情報通信サービスの利用状況についてのさまざまな調査結果が報告されています。そのなかには、インターネットを利用した広告を導入している企業は、調査対象となった企業の25%であることが示されています。

また、導入しているインターネット広告の種類についても示されています。メールマガジンを利用している企業は9.5%であり、これはバナー広告に次いで2番目となっています。また、直近3年間の経年推移を見ると、平成26年は9.0%、平成27年は8.8%とやや減少したものの、平成28年には9.5%まで増加しているのです。

つまり、メールマガジンはインターネットを利用した広告のなかでも、多くの企業が活用している手法だということができるでしょう。
参照:統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(企業編)

メルマガが活用されている理由は?

さまざまなマーケティング手法があるなか、多くの企業がメルマガを活用しているのにはどういった理由があるのでしょうか。まずは、メルマガを配信することのメリットについて確認してみましょう。

タイムリーな情報を発信できる

メルマガの大きなメリットのひとつに、知ってもらいたい情報をスピーディーに発信できる点を挙げることができます。一般的なウェブ広告では、なにか情報を伝えたいとなった際に、文章やデザイン、広告期間を決定し、広告媒体に発注する必要があります。そのため、今知ってもらいたい情報がユーザーに届くまでにはタイムロスが発生するのです。

一方でメルマガの場合、伝えたい情報をメルマガの本文に記載し、購読者に対して一斉配信するだけなので、より時事性の高い情報を速やかに発信することができるのです。

コストを抑えて効率的にアプローチできる

広告費用を抑えて情報発信することができる点も、メルマガ配信のメリットだと言えます。ウェブ広告として一般的なバナー広告などの場合、広告媒体の規模や表示期間などに応じて費用が発生してしまいます。その点メルマガ配信では、基本的には文章作成の労力のみになります。

また、メルマガの場合は購読者のみに配信されるため、一般的なウェブ広告よりも自社への関心が高いユーザーにアプローチすることができます。つまりメルマガは、コストを抑えて効率的にターゲットにアプローチできる手法だと言えるでしょう。

ユーザーとの接点を増やすことができる

ターゲットとの接点を増やせるという面も、メルマガ配信のメリットだと言えるでしょう。定期的に情報に触れてもらうことで、商品・サービスに対する理解・関心の向上や、会社に対する親近感の獲得にもつながります。

ホームページやSNSとの組み合わせが有効

メルマガが多くの企業に活用されているのは、上記のようなメリット以外にも理由が存在します。それは、SNSなどの比較的新しい広告媒体とは異なり、メルマガが「プッシュ型」の広告手法であるという点です。

現在、多くの企業が開設しているホームページやSNSは、情報を掲載しておいてユーザーが来るのを待つ「プル型」の媒体です。反対にメルマガは、自分が配信したいタイミングでアプローチすることができる「プッシュ型」の広告媒体なのです。

ホームページやSNSなどの「プル型」の媒体での情報発信と、「プッシュ型」のメルマガでの情報発信を組み合わせることで、潜在顧客や見込み顧客へのアプローチの幅が広がるのです。

デメリットを把握することも大切

一方で、メルマガ配信にもデメリットは存在します。メルマガ配信で成果を得たいのであれば、メリットだけでなくデメリットも理解した上で活用する必要があります。では、メルマガ配信のデメリットについて確認してみましょう。

読者を集めるための工夫が必要

ひとつめのデメリットとして、メルマガ配信を始めようと思ってもすぐに始められるものではないという点が挙げられます。まずはホームページやSNSなどを通じて、メルマガの読者を集める必要があります。メルマガ登録用のフォームを用意したうえで、登録のメリットをアピールしていきましょう。

メルマガのコンテンツは使い捨て

コンテンツが使い捨てであるという点も、メルマガ配信のデメリットだと言えるでしょう。ホームページに掲載するコンテンツは、削除しない限りは掲載され続け、会社の資産として蓄積されていきます。一方でメルマガの場合、作成した文章は一回限りの使い捨てとなります。メルマガ作成にいくら労力をかけても、永続的に効果を発揮するものではないことを理解しておきましょう。

読んでもらえない可能性もある

また、メルマガのデメリットとして、読んでもらえない可能性があるという点も理解しておく必要があります。読者の興味を惹きつけるタイトルをつけることができなければ、わざわざ開封してくれる可能性は低いと言えるでしょう。

また、興味のない、あるいは役に立たない内容のメルマガを頻繁に配信しても、読んでもらえないどころか嫌悪感を与えてしまう恐れもあります。つまり、メルマガ配信にはライティングスキルが求められることを覚えておきましょう。

メルマガ配信で覚えておきたいポイント

メルマガの長所と短所を確認したところで、次はメルマガを配信する際に覚えておきたいポイントについてご紹介していきます。メルマガ配信で成果を得るためには、どういったポイントを意識すればよいのでしょうか。ポイントを確認してみましょう。

メルマガはコンセプトが重要

メルマガ配信の際には「コンセプト」を明確にする必要があります。メルマガを配信するユーザーは、有益な情報を求めて自ら登録してくれたユーザーです。ユーザーの期待に沿った情報を提供することができなければ、登録を解除されてしまうどころか、企業に対するマイナスイメージを抱いてしまいます。

ターゲットはどういったユーザーなのか、そしてどういった情報を求めているのかを熟考し、一貫したコンセプトを打ち出す必要があるといえるでしょう。

ユーザーの参加を促す工夫を

メルマガを配信側の一方的な情報発信ツールとして使用するのではなく、ユーザー参加型のコミュニケーションツールとして活用するのもポイントのひとつです。たとえば、読者投票やアンケートなどを実施して積極的にユーザーに参加してもらうことで、サービスの向上や信頼関係の構築に役立てることが可能です。

効果測定で内容をブラッシュアップ

配信したメルマガがどれくらい読まれているのか、掲載しているリンクはどの程度クリックされているのかなど、効果を測定することも重要です。さまざまなデータ計測機能をもつメルマガ配信ツールを利用する以外にも、HTML形式のメルマガであればGoogleアナリティクスで開封率やリンクのクリック率を計測することも可能です。

こうしたデータを分析して内容をブラッシュアップすることでメルマガ配信の効果をより高めることができるでしょう。

メルマガは効果的なマーケティング手法!

今回は、インターネットを利用したメーケティング手法のなかでも、メルマガに焦点を当ててメリットやデメリット、配信のポイントをご紹介してきました。メルマガは古くから存在するマーケティング手法であり、多くの企業が有効活用しています。メリット・デメリットをしっかりと把握してポイントを押さえた上で活用することで、多くの効果が期待できるマーケティング手法だと言えます。

今回ご紹介した情報も参考に、メルマガ配信に取り組んでみてはいかがでしょうか。