インターネットが広く普及したことによって、多くの会社がホームページを開設してビジネスに役立てています。ホームページの有用性は建設・不動産業界においても同様であり、すでに多くの建設・不動産会社がホームページを開設しています。
こちらの記事では、建設・不動産業におけるホームページの重要性や作成方法、必要なコンテンツについてご紹介しています。
目次
建設業の9割以上がホームページを開設している
IT化が著しい現代、業種を問わず多くの企業がホームページを開設してビジネスに活用しています。総務省が公表している「平成28年 通信利用動向調査(企業編)」では、自社ホームページを開設している企業の割合は87.8%であると報告しています。なかでも、産業別の割合では、「建設業」は94.6%と非常に高く、「金融業・保険業」の95.7%に次いで第二位となっています。
また、インターネットを利用した広告を導入している建設業は年々増加傾向にあり、導入の理由として「広範囲に情報を発信できる」という回答が多く挙がっています。
このように、建設業界ではホームページの活用をはじめ、インターネットを利用したマーケティングが広く浸透しつつあるのです。
参照:統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(企業編)
建設・不動産会社がホームページを開設することのメリット
多くの会社が開設しているホームページですが、開設することで具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。まずは建設・不動産業におけるホームページのメリットを確認してみましょう。
存在を広くアピールできる
ホームページを開設することの大きなメリットとして、存在を広くアピールできる点が挙げられます。「平成28年 通信利用動向調査(世帯編)」では、インターネット利用者の割合は83.5%となっており、13歳〜59歳までの各年齢層では90%以上を記録しています。
参照:統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(世帯編)
上記のデータからも分かる通り、インターネットはきわめて身近なものとなり、情報収集の手段として浸透しています。時間や場所を問わず情報を提供することができるホームページは、認知度の向上に大いに役立つといえるでしょう。
会社の情報を知ってもらうことで安心感につながる
ホームページを開設することのメリットとして、信頼感の獲得に役立つ点も挙げることができます。一般的に、会社名や所在地しか分からない業者に、いきなり物件探しや建築を依頼することはないでしょう。
ホームページを開設しておくことで、事前にどういった会社なのかを知ってもらうことができます。お客様の不安を解消するためにも、ホームページは重要だと言えるでしょう。
こだわりを存分に伝えることができる
テレビや新聞、チラシといった従来の広告手法の場合、宣伝できる情報量は限られてしまいます。一方、ホームページはアピールしたい分だけ情報を掲載することができ、半永久的にインターネット上に掲載されます。
自社のこだわりや強みを存分にアピールするためにも、ホームページの開設は効果的だと言えるでしょう。
気軽にコンタクトを取れる
お客様が気軽に問い合わせてくれるという点も、ホームページのメリットだと言えます。物件を探しているけど時間の余裕がない、あるいは興味はあるけど実際に足を運ぶのは緊張する、といったお客様は少なくありません。
ホームページに問い合わせフォームなどを設置しておくことで、時間にとらわれることなく、気軽に問い合わせしてもらうことができます。
建設・不動産ホームページの作成方法について
いざホームページを作成しようと思ったとき、何を基準に制作会社を選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。ここでは、建設・不動産業のホームページ作成における、制作会社の選定ポイントをご紹介します。
デザインにこだわることができるか
建設・不動産のホームページ作成の際には、「デザインにこだわることができるかどうか」は大きな判断要素となります。どこかで見たようなデザインやチープなデザインのホームページでは、こだわりの物件を提供してくれるとは思ってもらえないでしょう。
そのため、自社のこだわりをデザインに反映してくくれるかどうかは、制作会社選びの際には注目すべきポイントだと言えます。
コストを抑えることができるかどうかも重要
当然、作成にかかるコストも重視するべきポイントとなります。ホームページ作成にどれだけの予算をかけられるのかを明確にし、予算に合った制作会社を選定する必要があります。
また、コストを抑えるための工夫も重要です。例えば、ホームページの写真や原稿といった素材を用意することで、費用を抑えつつ業種に特化したホームページを作成できるサービスもあります。自分でできる部分は自分で準備することが大切だと言えるでしょう。
デザインサンプルも注目したいポイント
「デザイン面」「コスト面」のほか、「デザインサンプル」も注目するべきポイントです。過去に建設・不動産業界のホームページを手がけている制作会社であれば、業界の事情に精通しホームページ作成のノウハウを持ち合わせている可能性は高いといえます。制作会社を選ぶ際には、同業のホームページ制作の実績も確認してみましょう。
建設・不動産ホームページに必要なコンテンツは?
ホームページを円滑に制作するためにも、そして不要なコストを削減するためにも、事前に必要なコンテンツを明確にしておくことが重要になります。
では、建設・不動産業のホームページにはどういったコンテンツが必要になるのでしょうか。ここでは建設・不動産ホームページで最初に用意するべき、主なコンテンツとポイントをご紹介します。
トップページ
ユーザーが最初に目にする「トップページ」は、ホームページの玄関口とも言えるページです。トップページで重要なポイントは、ひと目見てコンセプトが伝わるデザインとなっているかどうかです。トップページの上部には「どういった物件を得意としているのか」が分かる写真を配置するのが一般的です。
また、トップページは各コンテンツを結ぶ役割も担っています。各ページへのリンクの場所が分かるように、不要な情報をできるだけ省いたシンプルなトップページであることも重要なポイントです。
会社案内
理念や方針、こだわりなど、特徴を紹介する「会社案内」も重要なページです。どういった想いで経営しているのか、他社にはない強みは何なのかといった会社の特徴を紹介しましょう。
また、会社名や所在地、電話番号と言った基本情報のほか、保有資格や免許、認可についてもしっかりと記載しておきましょう。さらに、会社の代表者や社員の画像を掲載しておくことで、ユーザーにより親近感を与えることにもつながります。
デザインサンプル
会社のこだわりやアピールポイントを具体的に伝えるためにも、「デザインサンプル」は作成するべきページだと言えます。過去に手がけた物件を、お客様の声やこだわったポイントと共に紹介することで、より詳細に会社の特徴をイメージしてもらうことができ、問い合わせへの意欲を高めることにもつながります。
もちろん、掲載の際には必ず施主の許可をいただき、個人情報の取扱いにはくれぐれも注意しましょう。
問い合わせ
お客様に気軽に問い合わせていただけるように、問い合わせページも作成しておきましょう。できるだけ問い合わせのハードルを低くするために、入力項目は最低限に抑えることが大切です。
「お名前」や「メールアドレス」、「電話番号」、「問い合わせ内容」など、お客様とコンタクトを取るのに必要な項目だけに絞りましょう。
ホームページを活用して会社をアピールしよう
今回は、建設・不動産業におけるホームページ開設のメリットや作成方法を決める際のポイント、用意するべきコンテンツについてご紹介しました。現在、建設業界のホームページ開設率は9割を超えており、集客・差別化のためにも重要性が高まっています。今回ご紹介した情報も参考にホームページの開設を検討してみてはいかがでしょうか。