ホームページの成果がなかなか出ないものの、改善するために何から手をつけたらいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。ホームページは、行き当たりばったりで改善しようとしても、思うような効果を得ることは難しいものです。そのため、ホームページが抱える課題を明確にして、適切な対策を取る必要があります。
今回は、ホームページを改善する際に見直すべきポイントについてご紹介します。ホームページを改善する目的に合わせて、適切な対策を取りましょう。
ホームページの改善で見直すべきポイントは3つ
冒頭でも触れたとおり、より良いホームページにするためには、ホームページの課題に対して適切な改善策をとる必要があります。ホームページの改善に取り組むには、最初に注目するべき3つのポイントが存在します。
1つめは、より多くの人にホームページを訪れてもらうための「集客力の改善」です。
2つめは、集客したユーザーを効率よくコンバージョンに導くための「コンバージョン率の改善」。
そして3つめは、集客力とコンバージョン率のどちらにも深く関係する「スマートフォンへの対応」です。
では、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
ホームページの集客力を高める
ホームページを運用して成果を出すには、まずは人に訪れてもらう必要があります。ホームページの集客力が低くては、製品・サービスの販売や問い合わせの獲得といったコンバージョンにつなげるのは難しいと言えるでしょう。では、ホームページの集客力を改善するためには、どういった対策が有効なのでしょうか。
SEOでホームページの上位表示を目指す
ホームページの集客力を高める方法として、SEO対策を挙げることができます。ホームページを訪れるユーザーの多くは、キーワード検索によってホームページに辿り着きます。SEO対策に取り組み検索結果の上位に表示させることができれば、多くのユーザーにホームページを訪れてもらえる可能性が高まるといえるでしょう。
SEOの基本はユーザーの検索意図に合った有益な情報を提供することです。ユーザーのニーズにマッチしたコンテンツを充実させ、検索エンジンに対してホームページの内容を適切に伝えて、上位表示を目指しましょう。
SNSで存在を広くアピール
SEO対策に取り組むとともにSNSを活用することで、ホームページへの集客力を向上させることが可能です。
総務省が公開している「平成29年版 情報通信白書」では、SNSの利用率は71.2%となっており、2012年の41.4%から大きく増加しています。特に、20代では97.7%がSNSを利用しており、スマートフォンの定着とともにSNSが広く普及していることがわかります。
SNSは情報の拡散力に長けており、ホームページの更新情報などを発信することで、多くの人にホームページの存在を知ってもらえるチャンスが増えるでしょう。
参照:総務省|平成29年版 情報通信白書|情報通信機器の普及状況
広告出稿も一策
また、効率的にホームページへの集客を目指すのであれば、広告出稿もひとつの手だといえるでしょう。「バナー広告」や「リスティング広告」のほか、FacebookやTwitter、InstagramといったSNS上に掲載される「SNS広告」など、近年ではさまざまなインターネット広告が存在しています。
ホームページ自体の集客力向上とともに、こうした広告も上手く活用することで、認知度向上につなげることができます。
コンバージョン率を高める
集客したユーザーを効率よくコンバージョンへと誘導できているかどうかも、ホームページの改善時に確認しておきたいポイントです。コンバージョン率の改善に取り組む際には、まずは「トップページ」、「コンバージョンページ」、「コンバージョン直前のページ」から見直してみましょう。
ひと目で伝わるトップページになっているか
トップページでは、「何についてのホームページなのか」がひと目で伝わるかどうかが重要です。トップページはホームページの「玄関口」の役割を担うページですので、ここでテーマを伝えることができなければ、ユーザーはすぐにホームページを離れてしまいます。
テーマが瞬時にわかるような画像やキャッチコピーになっているか、各ページへの導線はわかりやすくなっているかを見直してみましょう。
コンバージョンページ
コンバージョンを獲得できるかどうかが決まる問い合わせページや購入ページは、ユーザー目線に立って見直すことが大切です。せっかくコンバージョンページまで誘導することができても、ユーザーのアクションを促すことができなければ意味はありません。
入力フォームは使いにくくないか、ユーザーの不安を解消する工夫はできているかなど、問い合わせや購入を検討しているユーザーの立場になって確認してみましょう。
コンバージョン直前のページ
コンバージョン直前のページでは、適切にコンバージョンページへと誘導できているかどうかが大切です。
問い合わせや購入への意欲を高めるようなページ内容になっているか、コンバージョンページヘのリンクはわかりやすい位置に配置されているか、クリックしたくなるようなリンクの文言になっているかなどを確認してみましょう。
スマホへの対応は必要不可欠
近年急速に普及しているスマートフォンへの対応も、ホームページ改善時に取り組むべきポイントです。スマートフォンへの対応は、集客力とコンバージョン率のどちらにも大きく影響する要素です。まだスマートフォンに対応していないのであれば、早急に対応することをおすすめします。
スマホ未対応のサイトはSEOで不利になる
スマートフォンに対応していない場合、検索結果の表示順位に悪影響が及ぶ可能性があります。検索エンジン最大手のGoogleは、スマホ未対応サイトの表示順位を下げることを公表しています。
実際に、2015年4月からは、スマートフォンへの対応を表示順位の判断基準に追加しています。SEO対策の効果を低減させないためにも、スマホへの対応は欠かせないと言えるでしょう。
ユーザーの離脱につながる
スマートフォンへの対応は、ユーザーの離脱を防いでコンバージョンへと導くためにも欠かすことができません。スマホ未対応のサイトをスマートフォンで閲覧した場合、画面サイズが最適化されていないため閲覧しにくく、拡大や縮小といった操作が必要になっていまいます。
操作性の悪いホームページはユーザーの離脱につながりやすく、コンバージョンポイントまで読み進めてもらうのは難しいといえるでしょう。
スマホ対応の方法は主に3種類
スマホ対応のホームページを作成する方法には大きく3つの方法があります。1つめは「自動変換サービスを利用する方法」、2つめは「レスポンシブWeb デザインで対応させる方法」、そして3つめは「スマホ専用のホームページを新たに作成する方法」です。これらの方法はそれぞれメリットやデメリットが異なるので、自社にあった方法を検討することが大切です。
以下の記事では、スマホ対応の重要性やスマホ対応の方法について詳しく説明しています。ぜひ参考になさってください。
参考:スマホ未対応のホームページは注意!スマホを意識したホームページ作りを
ポイントを押さえてホームページを改善
今回は、ホームページ改善時に見直したい、「集客力」「コンバージョン率」「スマホへの対応」についての情報をご紹介しました。ホームページを通じてより大きな成果を得たいのであれば、集客力を高め、効率よくコンバージョンへと誘導する仕組みを整える必要があります。また、スマートフォンが広く普及している現在、スマホへの対応も重要課題の一つだといえるでしょう。
今回ご紹介したポイントも参考に、ホームページの改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。