ホームページ活用マニュアル2020.09.26[土]
ネットで集客して商品やサービスの販売につなげよう
企業がホームページを開設して商品やサービスの販促活動を行うことは少なくありません。テレビや雑誌、チラシなど、従来の広告媒体に比べてコストや労力を押さえて情報を発信できるホームページは、企業が効率的に販促活動を行う上で重要な役割を担うようになりました。
こちらの記事では、インターネットで集客を行って販売促進を目指すためのポイントについてご紹介します。インターネットでたくさんのお客様を獲得して、商品やサービスの販売につなげましょう。
ホームページは効率的な集客ツール
総務省が発表している平成28年通信利用動向調査によると、調査の対象となった企業のうち87.8%の企業が自社のホームページを開設しています。特に、金融・保険業では95.7%、建設業では94.6%、卸売・小売業では90.1%と、9割以上の企業がホームページを開設してビジネスに活用していることがわかっています。
参照:統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(企業編)
ホームページは、期間を限定することなく商品やサービスの情報を提供しておくことができ、全国どこからでも自社の商品やサービスに興味を持つお客様がアクセスすることができます。ホームページは、コストや労力を抑えて効率的に集客を行うことができる手段なのです。
ネットと実社会の販促活動は違う
インターネットを活用せずに販促活動を行う場合、会社や実店舗にお客様を集客、あるいは営業活動を行って顧客を開拓し、商品やサービスの利用につなげるのが一般的です。しかし、インターネットを通じた販促活動と実社会での販促活動では、商品やサービスの販売に至るまでのプロセスが異なります。ここでは、インターネットを活用して販促活動を行う場合のプロセスについてみてみましょう。
ネットで集客してネットで販売する
インターネットでの販促活動のプロセスとして、ホームページだけで完結するパターンがあります。つまり、ホームページで集客を行い、ホームページで商品やサービスをアピールして、ホームページで販売まで完結するパターンです。
実社会を交えることなく商品やサービスの販売に至るため、ホームページ上で商品やサービスの魅力やメリットを十分にアピールする必要がある一方で、ノウハウを身につけることでコストや労力の大幅な削減につながると言えるでしょう。
ネットで集客して実社会で販売する
もう一つのパターンとして、インターネットで集客を行って実社会で販売するパターンも考えられます。ホームページで集客を行い商品やサービスに興味を持ってもらい、実店舗や会社に足を運んでもらう、あるいは問い合わせをもらって実社会での販売につなげるパターンです。
ホームページで商品やサービスへの興味を惹きつけて、実社会では商品やサービスの利用を後押しする、インターネットと実社会での販促活動が組み合わさった手法だといえます。
ネットでの集客力を高めるには
次に、インターネット上での集客を効率的に行うためのポイントについて確認しておきましょう。ホームページにより多くのお客様に訪れてもらうことで、商品やサービスを販売するチャンスが増えます。ホームページの集客力を高めるには、どういった方法が有効なのでしょうか。
SEO対策で上位表示を目指す
ホームページへの集客力を高めるために効果的な方法のひとつとして、検索エンジン最適化を意味するSEO対策があります。インターネットで情報を探す際、検索エンジンで検索を行って情報収拾を行うのが一般的です。そして、検索を行ったユーザーは、検索結果の上位に表示されたページを閲覧する傾向が強いのです。
そのため、SEO対策を実施して、検索結果の表示順位の向上を目指すのは、ホームページへの集客力を高めるためには非常に有効な手段だと言えるでしょう。
SEO対策の方法は?
SEO対策を行う上で重要になる主なポイントとして、「キーワードの設定」や「情報の豊富さ」などが挙げられます。商品やサービスのターゲットとなるユーザーがどういった情報を求めているのかを考慮してキーワードを選定しましょう。
また、検索ユーザーにとって有益な情報を提供するためにも、オリジナリティのある正確な情報の掲載を心がけましょう。適切なキーワードで、有益な情報を含むコンテンツをこまめに配信することでホームページが充実し、検索結果の上位表示につながります。
SNSを活用する
スマートフォンが普及したことにより、TwitterやFacebookといったSNSの利用率は急速に高まっています。
手軽に情報を発信することができて、情報の拡散力に長けているSNSの活用もインターネットを通じた集客には効果的な方法だと言えます。SNSの特性を活かしてタイムリーな情報を小まめに発信することで、商品やサービスの存在を広くアピールできるかもしれません。
販売につなげるポイント
次に、インターネットで集客したお客様に、実際に商品やサービスを利用してもらうためのポイントを確認してみましょう。いくらホームページにたくさんのお客様を集客できたとしても、販売につなげることができなければ意味はありません。では、ネットでの集客を販売につなげるためにはどうすれば良いのでしょうか。
メリットを具体的にアピールする
インターネットを通じて販売促進を行う場合、商品やサービスの魅力やメリットを具体的にアピールする必要があります。特に、実社会を経由することなくホームページ上で販売を完結させるのであればなおさらです。商品やサービスの特徴やメリットを魅力的かつ詳細に伝える文章が大切です。
また、画像を掲載するのも有効な方法です。文章だけでは伝わりにくい特徴やメリットを視覚的に補完してあげることで、実際に利用する様子をイメージしやすくなります。魅力の伝わる文章や画像を用意して、商品やサービスの販売につなげましょう。
お客様の声やレビューを掲載する
お客様の声やレビューを掲載することも、販売につなげるためのポイントのひとつです。何かを購入する前にはインターネットでレビューを調べる人は少なくありません。商品やサービスの利用を検討しているお客様にとって、実際に利用した人の感想は信憑性の高い非常に有力な情報源になります。
アンケートやインタビューで実際に商品やサービスを利用したお客様の意見を調査し、自社の商品やサービスを利用してみて満足したか、どういったメリットを感じたのかといった情報をホームページで紹介することで、利用を検討しているお客様の背中の後押しにつながるでしょう。
気軽に問い合わせできるような配慮を
また、直接商品やサービスを確認したり、説明を受けたりすることができないインターネット上では、お客様の疑問や不安の解消が非常に重要です。問い合わせページを用意して、お客様が気軽にコンタクトを取ることができるような環境を用意しましょう。また、よくある質問などのコンテンツを用意しておくことも、お客様の疑問解消につながる有効な手段です。
ネットでの販促活動は集客がカギ
こちらの記事では、インターネットでの集客方法や、販売促進につなげるためのポイントについてご紹介しました。インターネットを活用した販促活動は、実社会との販促活動とは販売に至るまでのプロセスが異なります。インターネットでの販促活動で重要なポイントは、より多くのお客様に自社の商品やサービスを知ってもらうことです。
SEO対策やSNSでの情報発信などを行い、より多くのお客様に存在をアピールしましょう。そのうえで、商品やサービスのメリットを具体的にアピールして、お客様の疑問や不安を解消することが必要になります。今回ご紹介したポイントも参考に、インターネットを販促活動に活用しましょう。
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