ホームページ活用マニュアル2020.09.26[土]
商品画像をホームページに掲載するときのポイントとは
ホームページを開設して自社商品の利用促進を目指す場合、商品のメリットや実際に利用するときの様子をユーザーにイメージしてもらうことが重要です。そこで効果を発揮するのが、商品画像の掲載です。実際に商品を手にとって見ることができないインターネット上では、画像を掲載して視覚的に情報を与えることは非常に有効な手段だと言えます。
今回は、ホームページに商品画像を掲載するときのポイントをご紹介します。お客様の興味を惹きつける画像を掲載して、商品の利用促進を目指しましょう。
商品画像を掲載することのメリット
インターネットを通じて商品の利用促進を目指す場合、実店舗での販促活動とはお客様へのアプローチが異なります。なぜなら、実店舗では実際に商品を見てもらってアピールすることができるのに対し、インターネットの場合は商品を実際に見てもらうことなく商品の魅力を伝える必要があるためです。
説明文で商品の特性や性能をアピールすることはできますが、それだけで商品の利用を促すことは難しいと言えます。商品画像を掲載することで商品を具体的にイメージしやすくなり、商品利用の後押しにつながるのです。
では、商品画像を掲載するときは、どういった点に注意すればよいのでしょうか。
商品を具体的にイメージできる画像を
ホームページに商品画像を掲載する際には、商品を具体的にイメージできる画像を選ぶことが重要です。では、商品をより具体的にイメージしてもらうためのポイントを確認してみましょう。
お客様の疑問を解消しよう
商品の利用につなげるためにも、お客様の疑問を解消するような画像を掲載することが大切です。一枚の画像では商品のディティールまで伝えることは難しいので、さまざまな角度からの画像を用意する必要があります。商品の裏側を撮影した画像や複数のカラーを並べた画像、サイズを比較できる画像など、お客様が気になる部分を解消できるような画像の掲載を心がけましょう。また、画像にキャプションをつけて、画像と文章でより具体的な情報を伝えるのも効果的だと言えるでしょう。
活用シーンをイメージさせよう
ホームページで商品の利用を後押しするためには、実際に商品を使用している様子をイメージすることができる画像を掲載するのも重要なポイントです。使用の手順や商品を活用できる場面、収納時の様子など、商品を使用する様子をイメージできる画像を掲載しましょう。
また、商品の説明文とマッチする画像を掲載するのも有効な方法です。例えば、防水性能が備わっていることを紹介しているのであれば、水場で使用している画像を掲載するなど、説明文を補足する画像を使用するのも一策です。
商品画像のサイズも重要なポイント
商品画像のサイズも重要なポイントの一つだと言えます。商品のディティールを伝えるためにも、適度な大きさの画像を掲載する必要があります。小さすぎる画像の場合、商品の細かな部分まで確認してもらうことができず、不信感につながる可能性があります。反対に、大きすぎる商品画像も避けたほうが良いでしょう。画像の読み込みに時間がかかってしまうばかりか、お客様に圧迫感を与えてしまう可能性があります。ページ全体のデザインやレイアウトを考慮して、商品の魅力が伝わるサイズの画像を掲載しましょう。
必要な画像を選定する
具体的に商品をイメージしてもらうためにも商品画像の掲載は重要ですが、あれもこれもと撮影した画像をすべて掲載すれば良いというわけではありません。では、ホームページに掲載する商品画像はどのように選べば良いのでしょうか。商品画像を選定する際のポイントを確認しておきましょう。
闇雲に掲載するのはNG
より多くの情報を伝えたいからといって、闇雲に画像を掲載するのは得策とは言えません。お客様が本当に必要としている情報を見つけにくくなってしまうばかりか、画像の読み込みに時間がかかってしまい、ホームページから離脱してしまう可能性も高まってしまうためです。
その画像を掲載することで何を伝えたいのかをよく吟味し、必要最低限の枚数で情報を最大に伝えられるように心がけて画像を選定しましょう。
できるだけ鮮明な画像を
また、掲載する商品画像を選ぶ際には、画像自体のクオリティにも注意が必要です。対象物がぼやけていたり、画像が小さすぎて詳細まで確認することができなかったりすると、プロフェッショナルな印象を損ねてしまい、不信感を与えてしまう恐れがあります。商品の魅力を最大限にアピールするためにも、できるだけ鮮明な画像を掲載するようにしましょう。
また、商品が中央からずれていたり、塵がうつり込んでいたり、背景が暗く商品の色彩がわかりにくい場合などには、必要に応じて画像を編集しましょう。ただし、実物とイメージが違ったなどの印象を与えてしまうことにもつながりかねないので、商品自体の編集・加工は避けましょう。
撮影時のポイント
次に、魅力が伝わる商品画像を撮影するポイントをご紹介します。商品画像のクオリティは、商品に対するお客様の印象を左右する重要な要素です。商品の魅力を存分に伝えることができる画像を撮影して、利用の促進を目指しましょう。
照明を工夫しよう
商品の魅力を十分に引き出すための重要なポイントとして、照明の工夫が挙げられます。自然光を利用する場合は、明るい正午過ぎの撮影が良いでしょう。写真撮影用のライトを使用する場合には、光の方向を自由に変えられるものを使用することで、さまざまなバリエーションの画像を撮影することができます。
商品の色彩を引き立てる
商品の色彩を引き立てるためにも、撮影の際には白い背景を利用するのが一般的です。白い紙や布を用いて撮影を行うと良いでしょう。背景に意図しない影や段差が出るのを防ぐためにも、白い紙や布を適度にカーブさせておくようにしましょう。
また、反対色の小物と一緒に撮影するのも商品の色彩を際立てるテクニックの一つです。配色を決定する際などには、色相環と呼ばれる色相の異なる色を連続的に並べた円環状のカラーマップを活用することがあります。この色相環における反対側に位置する色が反対色であり、赤の反対色は緑、青の反対色はオレンジになります。反対色の小物を上手に活用することで、商品の色彩をより強調できるということも覚えておくと良いでしょう。
いろんな角度から撮影してみましょう
あとで素材が不足するのを防ぐためにも、撮影の際はできるだけたくさん撮影しておくのがおすすめです。また、さまざまな角度から撮影してみたり、撮影する距離を変えてみたりすることで、商品の新たな魅力を発見することができるかもしれません。商品の魅力を最大限伝えるためにも、試行錯誤しながら撮影してみると良いでしょう。
プロのカメラマンに撮影を依頼する
より魅力的な商品画像を掲載して利用促進を目指すのであれば、プロのカメラマンに撮影を依頼するのも一つの手だと言えます。プロのカメラマンに撮影してもらうことで、クオリティの高さはもちろんのこと、自社では気づかなかった商品の新しい魅せ方を発見することができるかもしれません。自力での撮影が難しい場合だけでなく、商品の魅力をさらに引き出すためにも、プロカメラマンへの撮影依頼も選択肢に加えておくと良いでしょう。
効果的に画像を使用して、商品の利用促進を目指そう
インターネットが普及して実店舗に行かなくても商品を購入することができるようになった現在、企業にとってホームページは新たな販売経路の一つとなりました。インターネットでの販促活動では、商品のイメージを具体的に伝えられるかどうかが重要なカギになります。
今回は、ホームページに商品画像を掲載する際のポイントをご紹介しました。商品画像を上手に活用することで、商品に興味を抱いているお客様の背中を後押しすることができます。今回ご紹介した情報も参考に、商品の魅力を存分にアピールできる商品画像を掲載してみてはいかがでしょうか。
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