検索順位を上げるために必要な対策とは？

どんなに充実したホームページを作っても、それが人の目に触れないことには何も始まりません。インターネット上の集客の手段にはさまざまな方法がありますが、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでキーワード検索をした際に、検索結果として画面に表示されることが重要です。

ここでは、検索順位を上げるための対策を紹介します。

検索順位を上げるために必要なSEO対策とは

ホームページを検索結果の上位に表示させるために行う施策として、SEO対策というものがあります。「Search Engine Optimization」を略した言葉で、検索エンジン最適化と訳されます。

企業がホームページを公開しても、そのままでは訪れてくれる人はいません。紙媒体などで広告をうってサイトに誘導したり、インターネット上にも広告を掲載したりすることでユーザーを誘導することもできます。

しかし、広告を掲出し続けるには費用もかかります。長い目で見たときには、検索エンジンでの検索順位を上げ、自然な形でユーザーを誘導することがとても重要になります。そのため必要になってくるのが、検索順位を上げるためのSEO対策となります。

検索エンジンについて理解しておく

SEO対策を行うにあたっても、押さえておくべきポイントがいくつかあります。その前に、検索エンジンについての理解を深めておきましょう。

検索エンジンがどのような機能を持っているのか、検索エンジンにはどういったサイトが評価されやすいのか。そういった知識を身につけていることで、SEO対策のポイントも理解しやすくなるでしょう。

人はなぜ検索エンジンを利用するのか

ユーザーはなぜ検索エンジンを利用するのか。だれもがインターネット上には多くの情報があることを知っており、ユーザーはその膨大な量の情報から自分の知りたい情報を探すために検索エンジンを使うのです。

したがって、検索エンジンの使命は、ユーザーが満足する情報を検索結果として表示することです。ユーザーが欲するものに近い情報を表示できるほど、ユーザーの検索エンジンに対する満足度は上がっていきます。

検索エンジンは、ユーザーのニーズを満たすために、アルゴリズムという計算手法を用いてサイトを評価し、キーワードに対する検索順位を決めていきます。このアルゴリズムの評価を高めるのがSEO対策であるともいえます。

検索エンジンに評価されるサイトとは

どのようなサイトが評価されやすいのかを考えた場合、検索エンジンの使命を振り返ってみることが大切です。検索エンジンは、ユーザーが満足するサイトを表示することを大義としています。

それゆえ、ユーザーが評価するサイトを検索エンジンも評価すると考えられます。

ユーザーが評価する基準としては、検索キーワードに合致した情報であること、信頼性の高い情報であること、情報量が十分にあることが考えられます。

したがって、このニーズを満たすホームページを作っていくことが、検索エンジンの評価を高め、検索順位を上げることにつながっていきます。

検索上位をねらう具体的な対策は

では、実際にどのようなことを行えば検索順位を上げることにつながるのでしょうか。それは、サイトを想定している検索キーワードに合うページにすること、そして検索エンジンにキーワードに合致したサイトであることを伝えることです。

ページタイトルにキーワードを挿入する

例えば、書店で本を選ぶとき、何を見て自分が探している内容の書籍かどうかを判断するのでしょうか。たいていの場合は、本のタイトルを見て書かれている内容を想像するのではないでしょうか。

ホームページの場合も、タイトルはとても重要な役割を果たします。ユーザーが何について書いてあるページなのかを知るためにも、検索エンジンが何に関連したサイトなのかを判別するためにも、タイトルおよびタイトルタグにキーワードを挿入することは重要です。

また、ページタイトルが検索結果に表示されることを考えると、キーワードはできるだけ前方に使い、省略されても内容が理解できるようなタイトルとすることが望ましくなります。

SEOの内部対策

サイトの内部構造を何のテーマに関連するものなのか検索エンジン向けにわかりやすいものにする対策のことを、内部対策といいます。

タイトルタグにキーワードを入れることのほか、metaタグ、metaディスクリプション、h1タグなどにキーワードを含めることで、検索エンジンにそのページがキーワードに関連するページであるとアピールすることができます。

また、内部リンクと呼ばれるサイト内の別コンテンツへのリンクも大切です。

コンテンツのテーマ性が一貫していることが協調されるのに加えて、検索エンジンだけでなくユーザーにとっても関連ページを閲覧できる便利なものになり、サイトの滞在時間数を増やす結果にもつながります。

SEOの外部対策

内部対策に対して、サイトの中ではなくサイト外からの影響を対策することを外部対策といいます。ユーザーが求める信頼できるサイトであるかどうかを判断するために、検索エンジンでは他のサイトからリンクされているかどうかが評価の対象となっています。

以前は被リンク数が重要な時期もありましたが、だんだんと被リンクの数ではなく、関連性の高いサイトや質の高いサイトからリンクを受けていることが評価されるようになってきました。

美味しいレストランは口コミで客が増えるように、インターネット上でも良いサイトであれば紹介したいという気持ちが起こり、自然にリンクが増えていくという考えが基礎になっています。

コンテンツを充実させる

コンテンツSEOという言葉があるように、コンテンツ内容もSEOに大きく影響を与えるようになってきました。

検索エンジンは、ユーザーが満足するサイトを検索上位に表示させることを目的としています。ユーザーが評価するサイトは検索エンジンが評価するサイトとなります。

そのためユーザーのニーズを的確にとらえ、そのニーズに応えるコンテンツを充実させていくことはとても重要なことになります。

外部対策として質の高い被リンクを増やすためにも、サイト内のコンテンツの充実をはかるのは不可欠なことです。良質な情報が多く、ユーザーにとって有益であるサイトであれば、サイトへのリンクが自然に増えていくことも期待できます。

Googleプレイス

Googleプレイスとは、Googleで検索したときにお店や企業の情報が地図上にマークされ、検索結果に表示されるサービスのことです。

例えば「東京都　目黒区　イタリアン」とGoogleで検索すると、検索結果のページの上部にマークがついた目黒区の地図とともに飲食店の名称と写真、評価が表示されます。

地図のマークか飲食店の名称をクリックすると、営業時間や店の写真、利用者のレビューなどお店の詳細な情報を確認することができます。

「場所」を指定した検索に有効

Google「プレイス」というサービス名の通り、Googleプレイスは場所が大きく関わるサービスです。

イタリアンレストランを探す際に、どこでもいいからイタリアンを探そうという人はいません。どこのイタリアンレストランと場所を指定して探すことがほとんどになります。

「地域名＋業種」で検索が行われる際に、検索ページの上部に表示されるため、検索結果からサイトへのアクセス増が期待できます。

Googleプレイスの効果

Googleプレイスは検索結果ページに表示され、サイト内を回遊する必要がなく一度にさまざまな情報を確認することができるため、ユーザーにとってはとても使いやすいサービスです。企業側も無料で登録ができるため、Googleプレイスを使わない手はありません。

Googleプレイスに登録すると、お店の詳細情報が表示されるほか、ホームページへのリンクもされるようになります。

また、地図上にマッピングされているため、他の店舗や会社の情報を見た場合でも、比較のために近くにあるマークをクリックすることも予測されます。

ユーザーの評価も検索エンジンの評価も上げる

検索順位を上げるためには、サイトが検索されたキーワードに関連したものだということをユーザーにも検索エンジンにもわかりやすくすることが基本になります。

ユーザーの満足度を高める質の高いコンテンツを充実させ、それを人だけではなく検索エンジンにも伝わるように内部構造も適切に対応させていく、この両方の対策をしっかりと行っていくことが大切です。

ユーザーからの評価は検索エンジンからの評価につながり、検索順位が上がります。検索順位が上がればアクセス数が増加し、ユーザーからの評価につながります。ユーザーの満足と検索エンジンの評価は切っても切り離せないものになっているのです。

このことを念頭においたうえでSEO対策を行っていけば、検索順位のアップをねらうことができるでしょう。