ネット上でのプロモーション戦略とは何か。ホームページへのアクセスアップの近道はあるのか！？

ツイッターやフェイスブックなど、各種SNSが普及したことにより、インターネットを利用した製品のプロモーションは、より広い範囲で顧客を獲得するための手法として欠かせない存在となりました。しかしながら、商品をプロモーションするために自社のホームページを開設しても、実際にアクセスしてくれる方が居なければプロモーションとしての効果は発揮できません。

そこで今回は、インターネットを利用したプロモーションにおいて、より高い効果を得るために、ホームページへのアクセス数を増加させる方法を紹介したいと思います。

自社ホームページへのアクセス数をアップさせる方法

パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、インターネットへのアクセス方法が多様化した昨今では、ネット上に存在するサイトは際限なく増加しており、その数を把握することは不可能と言えるでしょう。そのため、プロモーションなどを目的に自社のホームページを作成し、公開するだけではアクセス数の増加は見込めません。アクセス数を増やすためには、サイト内のコンテンツを充実させるだけでなく、その存在を多くのユーザーに知らせるための対策を行う必要があります。

そこで、自社のホームページへのアクセス数を増加させる方法として、特に高い効果が期待できるものの中から『リスティング広告』と『アフィリエイト』という方法について解説していきたいと思います。

Yahoo!やGoogleでのリスティング広告の活用方法

いくつか存在する検索エンジンの中でも、Yahoo!とGoogleは日本国内に限らず、世界中で頻繁に利用されている代表的な検索エンジンです。このような検索エンジンで特定の語句を検索した際に、検索結果の上部にその語句に関係する広告が表示されているのを目にしたことがある方も多いでしょう。このような広告のことを『リスティング広告』といます。

このリスティング広告の特徴としては、ただ広告を表示するのではなく、ユーザーが検索した語句に関連した広告を表示することができるため、より高い効果が期待できるという点が挙げられます。このような特徴から、リスティング広告は、『検索連動型広告』とも呼ばれ、その商品の購買意欲があると考えられる顧客と、商品を販売している企業を効率的につなぎ合わせることができます。

このようなリスティング広告の特徴としては、広告の掲載にかかる料金体系も挙げることができます。通常、広告を掲載するためには、広告を掲載すること自体に費用がかかり、掲載する媒体が人目に付きやすければ付きやすいほど、掲載料金も高騰するといった傾向があります。このことは、視聴率の高いテレビ番組や、発行部数の多い雑誌への広告の入稿料金が高額であることを考えれば分かりやすいでしょう。この点においてリスティング広告は、広告の掲載自体ではなくユーザーのクリック回数に応じ、1クリック当たり○○円といった要領で掲載料金が課金されていくシステムが導入されています。このことから、購買意欲が高いことが想定されるユーザーに対し、効率的に商品をプロモーションすることができ、その費用対効果は非常に高いと言えます。

また、興味のない広告が何度も目に入ってしまうと、人はその商品に対して不快感を持ってしまうものですが、リスティング広告の場合、テレビCMなどのように不特定多数のユーザーに対して同じ広告を何度も表示することが少ないため、商品そのもののイメージを損なうことなく効率的にプロモーションを行うことが可能です。このことは、広告を無駄に打ってしまうリスクを軽減できる点からも非常に有益な広告システムと言えるでしょう。

現在、日本における検索エンジンは、Yahoo!とGoogleが大半のシェアを占めているため、この2つのサイトを対象としてリスティング広告を打てば、非常に高い効果が望めます。また、リスティング広告を打つ際には、どのような語句が検索された際に広告を表示するかということも指定ができるので、このような機能も有効に活用していきたい所です。それと同時に、Yahoo!とGoogleは海外におけるシェアも非常に高いことから、商品の海外展開を考えている企業は特にこの広告システムを導入することを考えるべきでしょう。

効果的なアフィリエイト出稿が可能なサイト

インターネットを利用した商品のプロモーションとしては、『アフィリエイト』という手法も効果が高いことで知られています。続いては、このアフィリエイトについて説明していきます。

アフィリエイトとは、アクセス数の多いサイトなどに広告を掲載してもらい、そのサイトを通じてアクセスしてきたユーザーが商品を購入したら、利益の一部が広告を掲載したサイトに報酬として支払われるシステムです。最近ではブログなどの普及により、個人でアフィリエイトを行っている方も多いようですが、アフィリエイトを出したい法人を対象とした大規模なサイトも存在しています。

アフィリエイトによりプロモーションを行うことのメリットとしては、アフィリエイトに特化したサイトを利用すれば、広告の掲載などに伴う交渉などを逐一行う必要がなく、アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)という業者に、広告掲載を一任できる点を挙げることができます。アフィリエイトに関する知識や技術がなくても、広告を打つことができ、尚且つ専門知識に基づいた確かな効果を期待できることは、アフィリエイトのメリットの一つです。一方で、一般的にASPでは、初期費用、月額固定費、成果報酬などの費用がかかり、業者によってはその費用が膨大になることもあるため、業者の選定は慎重に行う必要があります。

アフィリエイトでは、自動で広告が表示されるのではなく、サイトの運営者がサイト内のページごとのコンテンツにマッチしているかどうかという基準のもと、表示する広告を手動で設定しています。そのため、コンテンツと広告との関連性は非常に高く、見込み客を効率的に自社サイトへ誘導することができるメリットもあります。また、アフィリエイトのプロということもできるASPの担当者からは、逐一情報を得ることができ、アフィリエイトに関する知識を得たい初心者の方にもおすすめの手法です。

ASPサイトに関しても、昨今ではさまざまなものが存在しますが、大手のサイトとしては『A8.net』、『バリューコマース』などを挙げることができます。業者の選定で迷ったら、知名度を優先し、このような大手サイトを選択するのも良いでしょう。また、金融や美容など、特定のジャンルに特化したASPサイトも存在しますので、それらも候補の内の一つとして目を通しておきましょう。

まとめ

今回は、ネット上でのプロモーション戦略として自社サイトへのアクセスを増やし、商品を購入してもらうために行うべきことの中から、『リスティング広告』、『アフィリエイト』に焦点を絞り、その特徴などについて解説しました。いかがでしたでしょうか。

広告の掲載にはさまざまな費用が必要となり、やり方次第では金額が膨大になってしまうことが考えられます。しかしながら、現代のビジネスにおいてはインターネットを利用したアプローチは欠かすことができず、より広い範囲に向けてプロモーションを行える点において、今回紹介したような手法は非常に有効と言えるでしょう。不明な点があったら、まずはサイトに問い合わせをし、費用対効果などについても熟考する必要があると言えるでしょう。