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ネットからの問い合わせや注文を増やす方法

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インターネットが普及した現代、インターネット上での消費行動は年々増加しています。実店舗を展開するコストに比べてネットショップは低コストで出店することができることもあり、企業にとって有力な販売経路として今後もますます普及すると考えられています。

ビジネスの拡大を期待できるネットサイトで、集客力を高め、商品の問い合わせや注文を増やすにはどのような対策が必要でしょうか。今回は、その方法をご紹介します。

ネットを利用した家計支出が増えている

インターネット上での消費行動は、どれほど増えているでしょうか?総務省統計局の「家計消費状況調査」では、インターネット上での支出の調査も行われています。これにより、インターネット上で通信販売を行ったり、商品やサービスを購入したり、支出がどれ位なのかを把握することができます。それでは、具体的な数字を見てみましょう。

2017年7月末現在での最新調査結果である平成29年5月の数字では、調査世帯のうち①33.6%の世帯がインターネットを通じた買い物をしていて、②その際の一世帯当たりの支出額が平均29,464円、③非利用者も含めたインターネットを利用した支出額の平均は9,900円となっています。

10年前の平成19年5月には、それぞれが①15.8%、②18,701円、③2,946円だったことから、この10年間にインターネット上で買い物をした世帯は2倍以上に、その支出額は3倍以上に増加しています。また、この間の一世帯の月間消費支出に大きな差がないため、実店舗での消費行動がインターネット上での消費行動へ移行していることがわかります。

今後、産まれたときからインターネット社会が当たり前、という世代が増えていくことで、この傾向はますます高くなると想定されています。

ビジネスの拡大が期待できるネットサイトですが、どのように活用できるのでしょうか?ポイントとなるのは、サイトへのアクセス数を増やすことです。

企業サイトへのアクセス数を増やすには

どんなにインターネットを介した商品やサービスの販売が増えていても、自社のホームページに訪問してもらい、商品やサービスを買ってもらえなければ、自社の利益につながることはありません。ですから、アクセス数を増やしユーザーに見てもらうことが重要となります。

しかし、サイトへのアクセスが増えても興味がない人ばかりに訪問されていては、問い合わせの数も注文の数も増えません。興味を持ってくれそうな人に、訪問してもらうための対策をとることが必要になります。

興味を持ちそうな人や見込顧客にサイトへアクセスしてもらうためには、SEO対策のほかにtwitterやfacebookなどのSNSを効果的に活用することが重要です。

SEOとは、検索エンジンでの検索結果が上位に表示されるように、ホームページに対策を行うことです。例えば、キーワード対策です。ほとんどのユーザーはインターネットで何かを探すとき、検索エンジンでキーワード検索をします。検索エンジンで上位に表示されるには、タイトル、見出し、文章の中に効果的なキーワードを配置することが重要となります。適切なキーワードを設定するため、対象となるユーザーや最も伝えたい内容をよく考慮することが大切です。キーワードの設定が適切であれば、検索結果の上位に表示されることにつながり、それを目に留めたユーザーを自社サイトへ誘導できるのです。

さらに、ホームページを『モバイルフレンドリー』にすることによって、アクセス数の増加が期待できます。『モバイルフレンドリー』とは、パソコンやスマートフォンなど、どのデバイスからアクセスしても快適に閲覧できるWEBサイト及びWEBページのことです。今や検索する際に用いるデバイスは、パソコンだけに限りません。特に、スマートフォンの普及率は増加しており、出かけた先でも気軽に検索できることから、スマートフォンからの検索も多くなっています。しかし、パソコン対応の画面をスマートフォンで見ようとすると、文字が小さすぎたり、全体を見るために上下左右にスクロールしたりする必要があり、非常に見にくくなります。ページが見にくいという理由でユーザーを逃さないためにも、モバイル端末からの閲覧にも対応したWEBサイトにして、アクセス数の増加を図りましょう。

twitterやfacebookなどのSNSもまた、見込顧客にWEBサイトに訪問してもらう上で効果的です。見込顧客とコミュニケーションをとることができるので、発信している情報が役に立つと思ったり気に入ったりしたならば、さらに別のユーザーへと拡散してくれるでしょう。その中から、さらに見込顧客を増やすことができますし、その見込顧客を自社サイトへと誘導しやすくなります。

SEO対策の実施やSNSの活用は、アクセス数を増やして多くのユーザーに自社サイトを知ってもらうための助けとなります。

アクセス数と問い合わせ・注文の関係性

SEO対策やSNS活用に積極的に取り組んでアクセス数を増やした場合、問い合わせ数や注文数にはどのような影響があるのでしょうか。アクセス数と問い合わせの数・注文の数の関係性は簡単な数式で表すことができます。

『問い合わせの数=アクセス数×問い合わせ率』
『注文の数=アクセス数×注文率』

つまり、問い合わせ率や注文率が一定であれば、アクセス数の増加に比例して問い合わせ数や注文数は増えます。また、アクセス数が一定の場合でも、問い合わせ率や注文率が上昇することによって、問い合わせ数や注文数は増加することになります。このことから、効果的に問い合わせ数や注文数の増加を狙う場合、アクセス数だけでなく問い合わせ率や注文率の改善も重要な要素になるのです。この点を踏まえて、どのような対策をとれば良いでしょうか?

前項で説明したアクセス数を増やす対策の中で、自社の商品やサービスに興味を持ちそうな人をサイトヘ誘導することが大切となるのは、このことと関係があります。例えば、男性商材の会社に、女性が多くアクセスしてきても、問い合わせ率の改善は期待できないでしょう。

適切にSEOやSNSによる集客を行った場合、アクセス数の増加だけでなく、興味を持った人がホームページを訪れてくれることにより問い合わせ率や注文率の上昇も期待することができます。そのユーザーを問い合わせや注文に導くためには、ユーザー視点でのコンテンツであることが大切です。ユーザーが求めている情報、活用したいと思うサービスや商品の紹介など、ユーザーの興味を惹く「内容」が、ユーザーの行動を左右するのです。

その内容をどのように紹介するか、という点も大切になります。例えば、どんなにユーザーにとって有益となる情報を載せていても、ただテキストだけを貼りつけたページであればどうでしょうか?文字の多さに圧倒され、一目見て離れていってしまうかもしれません。これではアクセス数を増やせたとしても、問い合わせ率や注文率の向上にはつながりません。ですから、ユーザーが一目見て理解できるような方法で情報を提供することが重要になるのです。そのためには、ページのデザイン、写真やイラストなどユーザーの視覚に訴える方法が効果的だと言えます。また、視覚的な情報を効果的に提供することができれば、ユーザーの記憶にも残りやすく、一度離れたユーザーがまた戻ってくることもあります。

また、定期的に新しい情報を提供し続けることで、既存のお客さまを守ることも忘れないようにしましょう。ユーザー視点でコンテンツを作成し、興味を惹く方法で提供することによってアクセス数や問い合わせ率、注文率の向上を図りましょう。

まとめ

消費行動が実店舗ではなくインターネット上へと移行しつつある現在、インターネット上で自社のサービスや商品を紹介・販売することは、どの企業にとっても重要な対応になりました。その際、ホームページへのアクセス数を増やす対策だけでなく、問い合わせ率や注文率の向上を考慮することはネット経由での売上アップには欠かせません。

SEOやSNSを上手く活用し、商品やサービスに興味を持つ見込顧客を増やして売上アップを目指しましょう。

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