ホームページ活用マニュアル2020.09.26[土]
SEO対策をほどこして、検索エンジンに評価される記事を執筆しましょう
SEOは正式名称を「Search Engine Organization」といい、検索エンジン最適化を意味します。あるキーワードでユーザーが検索した際に、キーワードと関連のあるホームページとして検索結果に表示されます。SEO対策とは、適切なキーワードが含まれた良いコンテンツを作成し、そのキーワードで検索した際に、できるだけ検索結果の上位に表示されるようにするための対策です。基本的に、上位に表示されるためには、良質なホームページであると検索エンジンから評価される必要があります。
では、なぜSEO対策が必要で、何が良いコンテンツと評価されるのでしょうか。今回は、この2点について詳しく解説していきます。
SEO対策が必要な理由とは
検索エンジンでの検索は、ほとんどの場合キーワードを使って行われます。そのキーワードが適切にホームページ内に配置されていれば、検索結果として表示率が高くなります。当然ユーザーが認識する機会も多くなりますし、合わせて閲覧数、つまりクリック率も大きくアップすることになります。クリック率が高くなれば、それはコンバージョンにもつながりますので、SEO対策はとても重要なのです。しかし、具体的にSEO対策とは、どのような事を行うのでしょうか。
まずは、検索エンジンの働きについて理解しましょう。
検索エンジンは、ロボットを巡回させてWeb上の全ホームページを巡回しています。ホームページ内でどういったキーワードがどの程度の範囲で使われているか、そのサイトの内容が良質かどうかをしっかりと評価しています。そして、評価点の高い順番に表示していくのです。公式には公開されていませんが、検索エンジンが良質と判断する評価基準は、独自の内容で豊富な情報量であること、文法に間違いが無く正しいプログラムで書かれていることだとされています。
Googleやyahooなどの検索エンジンは、コンテンツの中身やその裏側まで精査しているのです。ですから、SEO対策としてまず取り組む必要があることは、ホームページの内容を充実させ、価値のある内容を載せることです。また、WEBページの文章の構造を見直し、正しい設定で作成されているかを確認しましょう。このように、ホームページの中身を良質なものにすることを「内的SEO対策」といいます。
他にも「外的SEO対策」があります。これは多数あるウェブサイトからリンクを獲得する、という方法です。「多くのWEBサイトからリンクされるWEBサイトは良いものである」という評価基準があるからです。しかし、一方で人為的に操作できる行為でもあります。ただし、意図的に行ったリンクだと判断されればペナルティを受けます。そのため、近年は見直しが行われ、この評価方法は効果を失いつつあります。
キーワードの決め方とアクセス数の調べ方
SEOは、検索キーワードと密接な関係があり、検索キーワードを調査し、理解することはSEO対策の第一歩でもあります。検索される内容は流動的であり、季節や流行りによって変わってきます。ですから、検索数の多いキーワードを知ることにより、多くのユーザーの関心が何に向いているのかを知ることができます。そうすると、的確なキーワードを設定することができ、表示される確率も高くなります。では、どのようにすれば、検索キーワードを調べて的確なキーワードを設定することが出来るのでしょうか?
検索キーワードの調査は、Googleキーワードプランナーがおすすめです。このキーワードプランナーでは、人気のあるキーワードや自社ホームページと関連性があるキーワードが何か、同じ業界で検索数の多いキーワードが何か、といったことを調べることができます。
例えば、キーワードを設定する際に、対象のキーワードがどれほど検索されているかボリュームを調べます。1,000~10,000程度が検索のボリュームとしては一般的でしょう。1,000以下だとマイナーすぎて、検索されること自体が少なくなる可能性があります。しかし、マイナーなキーワードというのは競合性が低いということです。このマイナーなキーワードと人気のあるキーワードを上手に組み合せて使うことができれば、ターゲットとなるユーザーはかなり絞られてきます。そのユーザーが本当に必要とする情報を提供することができるようになり、アクセス数増加にもつながります。逆に検索ボリューム10,000以上はビッグワード過ぎて、検索結果が膨大になってしまいます。表示されたとしても他社に埋もれてしまう可能性が出てくるので、運用としてはあまり現実的ではありません。キーワードプランナー検索キーワードを調査し、ユーザーのニーズに合ったキーワードを設定しましょう。クリック率が上がれば、人気のあるホームページとみなされ、検索エンジンに良質と判断してもらえます。
記事タイトルの付け方
検索キーワードを設定したら、タイトルを工夫してみましょう。ホームページの内容を適切にわかりやすく反映させているタイトルは、SEO対策をする上で大変有効な施策となるので非常に重要です。タイトルはユーザーの関心を高めたり、あるいは関心を失わせたりするものです。特に検索結果に表示された際に、タイトルはユーザーがクリックするかしないかを左右するものとなるので、とても大きな役割を持っています。では、適切な記事タイトルはどのように付ければいいのでしょうか。
まずは、タイトルの長さです。長いタイトルはSEO効果を下げてしまうので、内容を簡潔に伝えることができるよう、28文字程度で考えましょう。長くしすぎると、最も伝えたい大切なことがぼやけてしまうからです。また、重要なキーワードはなるべくタイトルの左側に配置するようにします。タイトルは、ページの内容がユーザーのニーズに合ったものであるということが、はっきり分かるようなものにする必要があります。
また、できるだけコンテンツ作成の最後にタイトルを作成するべきでしょう。内容が出来上がってから適切なタイトルを設定することで、タイトルと内容にズレが生じる危険を避けることができます。
SEO対策で検索キーワードを設定したら、タイトルでさらにユーザーの関心を引き付け、ホームページへと導きましょう。
いずれにしても、検索結果に表示されるタイトルはユーザーの興味をひく、あるいはコンテンツ内容をよく表したキーワードが自然に組み込まれたものがベストといえます。
まとめ
近年では、さまざまな企業がホームページを用いてプロモーションを行っており、活用方法次第で会社の業績を大きく左右するほど重要な位置を占めています。ですから、ホームページの運営上SEO対策は、非常に重要な施策となります。ある意味で広告とも言えますし、営業活動とも販促活動とも言えます。
より多くのユーザーにホームページの存在を認識してもらうために、適切なSEO対策を施しましょう。そのためには、ホームページの内容を充実させ、価値ある情報を常に新しく投稿し、あるいは更新するよう努めることが大切です。適切なキーワードの設定と、伝えたい内容に適合した適切なタイトル、そして全体のボリュームが相互に関係して効果を上げていきます。こうしたSEO対策によって、自社のホームページの存在をユーザーに知ってもらうことが出来たら、目的の大半が達成できたも同然です。
閲覧者が多くなることで、コンバージョンに至る機会を増やすことができます。簡単なことではありませんが、こうした努力の積み重ねが、検索エンジンに良質なWEBサイトとして評価され、検索結果の上位に表示されることにつながります。
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