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外部SEOと内部SEOでは外部SEOが重要?

「自社のサイトを立ち上げたにもかかわらず、アクセス数がなかなか増えない」「何とかして顧客に自社サイトへアクセスしてもらいたい」など、自社の製品やサービスに自信があるにも関わらず、サイトそのものへのアクセス数が思ったように増えず、悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。

せっかく質の高い商品やサービスを提供していても、顧客との接点を構築できなければ意味がありません。インターネットを活用した顧客との接点の構築がうまくいかないということは、会社にとっても大きな問題です。ここでは、自社サイト、さらには製品やサービスをアピールする手段として有効なSEO対策のなかでも、外部SEOに焦点を絞り、その特徴などを解説していきたいと思います。

内部SEOと外部SEOの違いとは

自社サイトへのアクセスを増やすために行われるSEO対策は、内部SEOと外部SEOの2種類に分けることができます。では、内部SEOと外部SEOはどういった点が異なるのでしょうか。

内部SEOは、自社のWebサイト内のコンテンツの質を向上させることなどによって、検索結果の上位に自社サイトを表示させることを目指す内部施策を指します。一方で外部SEOとは、自社サイトへの被リンク増やすことなどによりサイトの評価を高め、検索エンジンにおける検索結果で自社サイトを上位に表示させるための外部施策のことを意味します。

内部SEOの場合、タイトルタグ、メタディスクリプション、alt属性などに自社サイトのコンテンツをアピールするためのキーワードや、検索頻度の高いキーワードを設定することにより、サイトへの訪問者を増やし、検索順位を上げることを目的とします。 つまり、自社サイトの内部で行う対策です。

一方で、外部SEOで主に行われるのは、他のサイトに自社サイトへのリンクを表示してもらうことで、検索順位を上げることを目的とします。より多くの自社サイトへの被リンクを獲得することによって、多くのユーザーに興味を持たれているサイトだと検索エンジンに認識され、結果的に検索順位の向上につながるのです。

では、自社サイト外で行う外部SEOを実施する際には、どういったポイントに注意すれば良いのでしょうか。

ペナルティーに注意を払おう

前項の解説で外部SEOの大まかな特徴や内部SEOとの違いはお分かり頂けたかと思います。しかしながら、被リンクの増加によるアクセス数やサイト評価の改善は、人為的に行うことが出来てしまうのではと思ったかたも多いかもしれません。実際に、検索順位の上昇を目的に自社サイトへの被リンクをお金で買っていた企業も過去には存在しました。

このような問題への対策として、Googleでは2012年にペンギンアップデートと呼ばれる検索システムのアルゴリズムの変更を実施しました。これにより、現在では検索順位の上昇を目的とし、意図的に作成された被リンクがあるサイトはペナルティーの対象となり、検索順位が下降するようになりました。また、日本国内で代表的な検索エンジンの一つであるYahoo!もGoogleと同じアルゴリズムを使用しているため、同様の条件でペナルティーが科せられるようになっています。

ペナルティーが課せられて検索順位を落としてしまった場合、信頼を回復するのは簡単なことではありません。このようなことから、被リンクの購入や被リンク目的のページへの登録は行わないなど、ルールを遵守してペナルティーを受けないように注意することが大切です。

万が一自社サイトがペナルティーを受けてしまったという場合には、できるだけ早くその原因となっている箇所を特定し、ペナルティー解除を行う必要があります。ペナルティー解除の手順は以下の通りです。

1.外部サイトに表示されている自社サイトへのリンクの調査・精査
2.心当たりのない不自然な外部リンクの削除
3. Googleに再審査を要請
※再審査の結果はGoogleウェブマスターツール上で確認することができます。

なかでも、自社で対策したつもりのない不自然な外部リンクには注意が必要です。こうした不自然な被リンクを早期に発見するためには、Googleのサーチコンソールをこまめに確認することが大切です。

効果の高い外部SEOの方法

以上のことから、外部SEOにおいては、正当な方法のもと、「質の高い被リンク」をいかに多く獲得できるかが重要になってくると言えるでしょう。しかしながら、質の高い外部リンクと言われても、それがどのようなものなのか、いまいちわからないという方も多いことでしょう。続いては、質の高い被リンクの内容について解説します。

検索エンジンにおいて、「質の高い外部リンク」の条件として重要視されている条件の一つが、「関連性の高いページからのリンク」です。関連性高いページかどうかは、タイトルやアンカーテキストの近似性などをもとに判断されます。例えば、特定の分野専門の製品を販売している企業などの場合、同じ分野に属するサイトからの被リンクが貼られていれば、そのリンクは質の高い外部リンクとして認識され、検索順位の上昇につながります。

また、リンクが貼られているページが「評価の高いページ」であるか否かも、質の高い外部リンクの条件として重視されています。例えば、特定の分野についての情報を発信しているページであれば、その分野で有力なオーソリティサイトに被リンクが貼られることで、評価の高いページからのリンクだと検索エンジンに判断されやすいといえます。オーソリティサイトとは、検索エンジンから重要視されている、特定の分野において有名なサイトを指します。オーソリティサイトの条件として、存続期間の長さや質をともなったコンテンツの量、更新頻度などが挙げられます。

一定の割合で適度に数が増えるリンクも「質の高い外部リンク」の条件の一つとして重視されています。ここで重要なのは、「一定の割合」で「適度」であると言う点です。突発的に激増するリンクなどの場合は人工的なものとみなされ、ペナルティーの対象となる恐れがあります。常に安定した高い評価を得ているからこそ、「一定の割合」で「適度」にリンクが増えていると考えると分かりやすいでしょう。

以上のことから、外部SEOにおいては、ペナルティーの対象にならないようにすることはもちろんのこと、「関連性の高いページからのリンク」、「評価の高いページからのリンク」、「一定の割合で適度に増えるリンク」の獲得が重要になります。また、被リンクはページ単位でも獲得ができるため、サイトのトップページばかりを意識するのではなく、各コンテンツの内容も意識することが重要と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。今回はSEO対策の中でも外部SEOに焦点を絞り、その特徴や有効な対策などを紹介しました。

自社サイト内で対策を行う内部SEOとは異なり、外部SEOはさまざまな外的要因に影響を受けるのが特徴です。検索エンジンのアルゴリズムの変化や、ペナルティーの判断基準の変更などによっては、予期せぬ影響を受けてしまうこともあるため、そのような外部からの要因にも常に気を配る必要があります。

また、外部SEO対策は、内部SEO対策と並行して取り組むことで高い効果につながります。自社サイトの検索順位を向上し、製品やサービスを多くの人々に認識してもらうためにも、内部SEO対策の強化と合わせて外部SEO対策にも力を入れてみてはいかがでしょうか。

参考
https://www.seohacks.net/basic/terms/algorithm/