ホームページ活用マニュアル2020.09.24[木]
内部SEO対策により、自社のサイトの検索順位を上げる方法
検索エンジンの結果表示においてページを上位に表示させることは、より多くの人の目に触れる機会を作り、ページを閲覧してもらうという点において非常に重要です。サイトを検索順位の上位に表示させるための対策はSEO(Search Engine Optimization)と呼ばれ、内部SEOと外部SEOの2種類に分けることが出来ます。
今回は、SEOのなかでも内部SEOに焦点を当てて解説していきます。
内部SEOと外部SEOの違い
最初に、内部SEOと外部SEOの違いを明確にしていきましょう。内部SEOとは、Webサイト内のテキストやページタイトルに注目度の高いキーワードを含めることで、検索結果の上位に表示されるようにするための対策です。サイト内のコンテンツの質を向上させることが基本的な方向性と捉えると分かりやすいかもしれません。
一方で外部SEOは、外部サイトにおける自社サイトの評価を向上させたり、被リンクを集めることでアクセス数を増やしたりするための対策です。
サイト内で行う改善
サイト内で行う改善について考える際には、内部SEOにおいて重視するべき点についておさえておく必要があります。Webサイトへの訪問者の興味を惹くためのコンテンツの質の向上は、内部SEOにおいて特に重視するべきポイントの一つであり、このことを考慮した上で、ページタイトルや見出しタグなどを設定することがSEO対策として有効と言えます。
それでは、ページタイトルを決定する際には、どのような点に気をつけるべきでしょうか。ページタイトルが長すぎると、タイトルそのもののテーマ性が薄れてしまうだけでなく、検索結果においても上位に表示されにくくなってしまいます。そのため、長さは30文字以内を目安として、サイト内のコンテンツに対して重要なキーワードを含むようにすると良いでしょう。
同様に、見出しタグの設定もSEO対策としては非常に重要と言えるでしょう。見出しタグとは、検索エンジンに対し、サイト内のコンテンツを正確に伝えるために使用する技術のことで、多くの場合h1からh6まで設定することが出来ます。この中でもh1に該当するキーワードが最も重要であり、その重要度はh6に向かうにつれて下がっていきます。見出しタグを改善する際には、頻繁に検索されているキーワードや、注目度の高いキーワードをh1に設定するとより効果的と言えるでしょう。また、キーワードはページごとに設定することが可能ですが、複数のページで同じキーワードを設定してしまうと、検索エンジンに重複コンテンツとして認識されてしまい、検索順位に大きな影響を与えてしまう可能性があります。そのため、できるだけページごとに異なるキーワードを設定するようにしましょう。
クローラー対策の重要性
クローラー対策について解説する前に、検索エンジンがどのようなシステムのもと検索結果を表示しているのかを理解する必要があります。検索エンジンでは、ユーザーが特定のキーワードを検索すると、保持しているインデックスと呼ばれるデータベースに基づき、キーワードとの関連性が高いページを検索結果として表示します。このようなシステムを保つために、Webサイトを巡回してインデックスを常時取得しているソフトのことをクローラーと呼びます。クローラー対策も内部SEOでは重要なポイントの一つと言えます。
このような内部SEOとしてのクローラー対策で重要なポイントが、検索結果に表示する必要のないページを明確にし、クローラーがそのページへアクセスすることをブロックすることです。重要度の低いページにクローラーがアクセスするのをブロックすることで、検索結果の上位に表示させたい重要ページをクローラーにインデックス化させることができます。
クローラーのブロックを行うには、robots.txtを正確に設定することが有効です。robots.txtでは、クローラーの巡回をブロックするページを設定することができ、これにより重要なページだけをインデックス化させることが可能となります。
また、クローラーはsitemap.xmlという、サイト内のすべての情報を含むxmlを参考にサイト内を巡回するという性質があるため、sitemap.xmlにサイト内の重要なページを登録しておくことが重要です。重要なページを登録しておけば、そのページがクローラーによってインデックス化され、検索結果の上位に表示される可能性も高くなります。そのため、sitemap.xmlに登録する情報は常に最新の状態にしておく必要があります。サイトを更新した際に、このsitemap.xmlを最新のものにしなかった場合、検索エンジンがサイトに関する古い情報をもとに検索結果を表示してしまうため、サイトの更新する際には、常にsitemap.xmlにも最新の情報を登録するよう習慣づけるようにしましょう。sitemap.xmlは手動で更新を行うほか、 WordPressなどのように、自動的に登録情報を更新してくれる機能が搭載されている場合もありますので、まずは手動で更新する必要があるのか、それとも自動で更新されるのかを確認しておきましょう。
モバイル端末への対応
近年ではスマートフォンやタブレットといった端末を使用し、日常的にインターネットへアクセスしている方も非常に多く、そのようなユーザーをターゲットとしたプロモーションなども盛んになってきています。しかしながら、このようなモバイル端末を対象としたSEO対策と、先述のような通常のSEO対策には若干の違いがあり、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末を意識したSEO対策も十分に行う必要があります。
スマートフォンやタブレットといったモバイル端末は、機器によって画面サイズが異なります。さまざまな画面サイズに単一のファイルで対応するにはレスポンシブデザインと言う手法が不可欠となります。モバイル端末を使用して各種検索エンジンで検索した場合、レスポンシブデザインに対応していないページは、検索結果の上位に表示されにくくなってしまいます。モバイル端末での検索ニーズが増加する昨今、レスポンシブデザインを使用してモバイル端末向けのページを作成することは、検索結果の上位に表示されるようにするために有効な手段の一つと言えるでしょう。
その一方で、レスポンシブデザインを採用しても、検索結果の上位に表示されるようになるまでにはある程度の時間がかかるという点も理解しておく必要があります。レスポンシブデザインを採用する際には、このような点も踏まえて、できるだけ早く導入することをおすすめします。
また、Googleが開発を進めてきたプロジェクト、AMP(Accelerated Mobile Pages)を利用してサイトを作成することも、モバイル端末向けのSEO対策としては大変有効な手段です。AMPとは、モバイル端末を使用してインターネットにアクセスした際に、素早くページを表示できるようにするために開発された手法です。そのため、このAMPを使用したサイトは、早くて使いやすいサイトとして多くのユーザーに認識され、結果的にアクセス数が増加することが期待できます。今後新たにサイトを立ち上げる予定のあるかたは、このAMPの導入も検討してみると良いでしょう。
まとめ
今回はSEO対策の中でも内部SEOに着目し、その詳細について解説してきました。内部SEO対策には技術的な内容も含まれるため、少々敷居が高いように感じられるかもしれません。しかし、良い製品やサービスを世に送り出すためには、より多くの顧客とのつながりを大切にしなければならないことは言うまでもありません。今回ご紹介した情報も参考に内部SEO対策に取り組み、多くの方の目に触れるサイトを目指してみてはいかがでしょうか。
参考
https://bazubu.com/how-to-use-h-tags-26344.html
https://webkikaku.co.jp/blog/seo/accelerated-mobile-pages/
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