ホームページ活用マニュアル2020.09.24[木]
直帰率が高い?3つのポイントとその対応策
アクセス数がなかなか増えないと悩むことはありませんか?そんな時はアクセス解析を見てみましょう。ホームページのアクセス解析を行うと、どのくらいホームページが見られているのか、どこからアクセスしてきているのかなど、さまざまなことを知ることができます。
アクセス解析の一つに『直帰率』という項目があり、直帰率は低ければ低いほどよいとされています。今回は、「なぜ直帰率が高くなるのか?」「どうすれば下げることができるか?」直帰率を下げる3つのポイントと対応策をご紹介します。
直帰率とは?
まず、直帰とは何でしょうか? Googleには”直帰とは、サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションのことです。”とあります。 直帰率とは、ホームページに訪れたユーザーが他のページに移動せずにホームページから離れてしまうこと、つまり1ページしか見られなかった割合のことです。
たくさんのユーザーが最初の1ページしか見ずに離脱してしまうと、直帰率がどんどん上がってしまいます。そこで、広告やSEO対策で上がった集客を無駄にしないように、改善する必要があります。
では、直帰率を下げるためには何をすればよいのでしょうか?
ユーザーニーズとコンテンツのミスマッチ
直帰率が高い1つ目の理由は、ユーザーが探している情報がホームページにない、ということです。
ユーザーはGoogleやYahoo!などの検索サイトやTwitter、FacebookなどのSNS、他サイトから、あなたのホームページへ訪れます。
しかし、ホームページに訪れたものの期待していた情報がないとわかると、ユーザーはページを閉じてしまい、直帰率が上がってしまうことになります。
直帰率を下げるためには、ユーザーがどのような検索キーワードを使って、ホームページに来ているのか、分析することが大事です。
そこでユーザーが何を意図して、そのキーワードで検索しているかを理解しましょう。
キーワードに対するユーザーニーズが確認できたら、情報をページに追加します。
例えば、あなたの会社のサービスが住宅のリフォームだとします。
ユーザーが『リフォーム 値段』と調べた場合のニーズは何でしょうか?このキーワードのニーズは、「リフォームにかかる値段を知りたい」ということになります。
しかし、ホームページに『値段』以外の情報が大半を占めていると、値段の情報が分かりづらくユーザーはページを離れてしてしまい直帰率が上がってしまいます。
この場合は、ユーザーが求めている情報である、リフォームにかかる値段についての内容を追加して、直帰率の上昇を防ぐ対策をします。
コンテンツの修正や情報を追加する方法はさまざまです。ユーザーが訪れたページの中でニーズに応える情報を増やしていく方法や、期待感をもたせるコンテンツを載せた上で具体例などの詳細は他のページへとリンクしてそのページに飛んでもらう方法もあります。このように関連性のあるページを表示することで、ユーザーが最初の1ページで離れてしまうことを防ぎ、直帰率を下げることに繋がります。
他にも、あなたの会社が特定の地域名を前面に出して、地域キーワードからのアクセスに焦点を置く方法、地域や実店舗に依存しない情報をメインとする、ホームページとして収益を目指す方法もあります。
ユーザーがどのような検索キーワードを使ってホームページに来ているのか把握し、ユーザーニーズに合わせたコンテンツとなっているか、確認してみましょう。
わかりづらいコンテンツ
直帰率が高い2つ目の理由はわかりづらいコンテンツです。
わかりづらいコンテンツは以下のようなケースがあります。
・ホームページにバナー広告やテキスト広告ばかりが並び、探したい情報が見つからない
・カテゴリやホームページが見づらくわかりにくい、どこを見ればいいかわからない
・読みづらいフォントや色、大きさ、カタカナ、英語が多用されている
今や生活の一部となったインターネットは、黎明期とは違いネット上にはたくさんの情報があふれています。
ユーザーがインターネットに触れる時間は有限です。そのため、ユーザーにとって有益な情報が書かれていても、ホームページがわかりづらい、見づらければユーザーは情報に気づくことができず当然他のページへと移ってしまいます。
特に昨今ではスマートフォンからアクセスする人が増えていて、半数以上がスマートフォン経由というサイトも増えています。
スマートフォンユーザーは、ホームページがスマートフォンに対応していないというだけで、コンテンツを見ることなくページを離れてしまうユーザーも多くいます。
スマートフォンからアクセスするユーザーを逃さないためにも、ホームページを作るときにはスマートフォン対応は必須と言えます。
ユーザーが探している情報があると気づいてもらえる、見やすく分かりやすいページにすることが大切です。
他ページへの導線が不明瞭
3つ目の理由として、他のページへどうやっていくか(他ページへの導線)がわかりづらいページであることがあります。これは直帰率を上げる一つの要因となります。
ホームページによって、ユーザーにおこなって欲しい行動はさまざまです。
例えば物販サイトの場合、商品を購入してもらうことがユーザーにおこなって欲しい行動になります。購入ボタンはわかりやすいデザイン、配置になっているでしょうか?
購入ボタンのまわりに広告バナーを貼りすぎて、肝心な購入ボタンが埋もれてしまいわかりづらくなっているケースもあります。ユーザーが購入ボタンとして認識できるか、押したくなるデザインになっているのかを確認しましょう。
また、最初のページだけで満足されるとユーザーはサイト内の別ページに移動することがなく離脱してしまい、直帰率が上がってしまいます。ホームページ内でユーザーが回遊し、さまざまなページを見てもらうことで需要を喚起したい場合は、関連したページへのわかりやすい導線が必要です。
ユーザーが検索しているキーワードのアクセス解析をして確認し、検索キーワードと関連性の高いページへのリンクを設置しましょう。
関連ページへのリンクは画像を用意して関連情報だとすぐに見つけることができ、読みたいと思わせるタイトルにしてあげるのがポイントです。一度、他ページへの導線を見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。これらの事は本来、当たり前にやることですが、見逃してしまいがちです。それを改善するだけで、ユーザーが他のページに移動せずにホームページから離れてしまうことを防ぎ、直帰率を下げることに繋がります。
『直帰率』が低いホームページは、ユーザーにとって理解しやすい、すぐに求める情報を見ることができる、情報が整理されていてわかりやすいなど「ユーザーの利便性が高いサイト」と言えます。
直帰率を下げてユーザーの滞在時間やホームページの回遊率を高くすることでホームページの評価が上がり、結果SEO効果が高まることが期待できます。
直帰率が高い理由を知るためには、原因を洗い出し改善策を出すことが重要です。
ユーザーがどんな情報を求めているのか把握し、タイトルや見出しなどが内容と合っているか確認しユーザーが見やすくわかりやすいと感じるホームページ作りを心がけましょう。
ぜひこの際に、直帰率対策をしてみてください。
参考
Googleアナリティクスヘルプ 直帰率
https://support.google.com/analytics/answer/1009409?hl=ja
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