ホームページ作成マニュアル2020.09.27[日]
信頼につながる会社概要の書き方のポイントとは
会社のホームページ開設を考えているけれど、どういったポイントを意識してホームページを作成すればいいのかわからないという方も多いことでしょう。
ホームページの内容はお客様の印象を大きく左右するため、何が必要なのか、どんなことを意識するべきなのかを明確にしておくことが大切です。
今回は、ホームページの中でも会社の信頼に直結する「会社概要」のページに焦点を当て、掲載するべき内容や書き方・作り方のポイントを紹介します。
お客様からの信頼につながる会社概要を作成して、より良いホームページを作成しましょう。
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目次
会社概要ページの役割・意味
会社概要は、ホームページにおける自己紹介(会社案内)を目的とした重要なページです。トップページがコーポレートサイトの「顔」だとすれば、会社概要(会社案内)のページは「名刺」の役割ともいえるでしょう。
つまり、いくら見栄えの良いトップページだとしても、会社概要の書き方がいい加減では、ホームページを訪れたお客様や求人への応募を検討している人に不信感を与えてしまう恐れがあるのです。
そのため、会社概要ページを作成する際には、ユーザーに対して信頼感を与えることができる内容を意識することが重要になります。
会社概要ページの書き方のポイントを押さえてページを作成し、会社情報をわかりやすく正確に伝えることができれば、自社の商品・サービスの利用につながったり、あるいは求人の応募につながるかもしれません。
会社概要ページに不可欠な項目と書き方のポイント
会社名や代表者名、所在地などの会社の基本情報は、会社概要ページに必須の項目と言えます。
この項目が不十分であったり内容が明確でなかったりすると、ホームページを訪れたお客様に不信感を与えてしまうことにもつながりかねません。
会社の基本情報は正確かつ簡潔に内容を整理する必要があると言えるでしょう。
では、会社概要に必ず記載するべき項目と書き方のポイントを確認していきましょう
基本情報として記載するべき項目例
基本情報として載せる項目として一般的なものには以下のような項目があります。
- 会社名(法人名)
- 代表者
- 所在地(住所)
- 電話番号
- 受付時間
- 設立
- 事業内容
- 資本金
- 従業員数
- 売上高
- 主要取引先
- 取引銀行
- 許可・登録・免許
基本的には上記の項目を網羅していれば問題ないといえるでしょう。
基本情報が十分でないとお客様の不信感につながる可能性があり、反対に不要な情報が多ければ本当に必要な情報がわかりにくくなってしまいます。
行き当たりばったりで作成すると過不足がでてしまう可能性がありますので、あらかじめ必要なデータを箇条書きしておいたり、リストアップして不足がないように注意しましょう。
細かな気配りを重視しましょう
基本情報を書く際には、より丁寧に情報を記載することが重要です。
たとえば、会社名(法人名)の欄には日本語表記だけでなく英語表記を記載する、所在地の欄には地図へのリンクを設ける、受付時間には通常の営業日や営業時間に加えて年末年始などの営業情報を記載するなど、お客様への配慮を心がけましょう。
お客様目線の細かな気配りが、信頼感につながります。
会社概要ページに記載しておきたい項目
会社概要ページは、基本情報以外の情報を掲載するケースもあります。
ここでは、お客様からの信頼を得るためにも載せておきたい内容を紹介します。
代表挨拶・社長挨拶
会社の基本情報に加えて、代表挨拶や社長挨拶を会社概要ページに掲載する会社は少なくありません。
代表挨拶や社長挨拶を載せることで、どんな志を持って会社を経営しているのか、どういったことを大切にしている会社なのかを知ってもらうことができます。
会社の代表がお客様に対して直接挨拶できる貴重な機会ですので、なるべく会社概要ページに代表挨拶を載せるようにしましょう。
企業理念・事業紹介
企業理念や事業内容の紹介文を会社概要ページに掲載するケースもあります。
ありふれた内容を想起されやすい会社概要ページですが、企業理念や事業内容の紹介文を掲載しておくことで競合他社との差別化につなげることができます。
自社の根底にある理念や、提供しているサービス・取扱商品の強みを記載して、理解を深めてもらえるようにしましょう。
沿革・企業年表
コーポレートサイトの訪問者のなかには、「本当に実在する会社なのか」、「信頼に足る企業なのか」を知りたいユーザーも少なくありません。
訪問者のそうした疑問の解消に役立つのが、自社の沿革や企業年表です。
沿革や企業年表を会社概要ページに記載しておくことで、ユーザーは自社が現在に至るまでの経緯を知ることができます。
外観・アクセス情報
自社(あるいは店舗)に訪問してもらうことが多いビジネスの場合、会社概要ページに外観やアクセス情報を掲載しておく場合もあります。
外観やアクセス情報を記載しておくことで、ユーザーが実際に自社へと訪れる際の利便性を高めることができます。
代表挨拶の書き方のポイントは「人柄を伝えること」
会社の基本情報だけでも会社概要ページとしては成立しますが、代表挨拶を載せることでお客様により多くのことを知ってもらうことができます。
では、代表挨拶を書くときに意識したいポイントや注意点を確認してみましょう。
親しみや信頼感をアピールすることが大切
代表挨拶を書くときは、お客様に親近感や信頼感を持ってもらうことを意識しましょう。
会社の設立・創業に至った経緯や苦労、どういった想いで会社を経営しているのかなど、代表者の「人となり」が伝わる文章を心がけることが大切です。
また、経歴や実績、資格などを載せるのも良いでしょう。これらの情報を載せる際には、表を作成するなどしてお客様に読んでもらいやすい工夫をするのも一策です。
代表挨拶の顔写真は人柄が見えるものを
代表挨拶では、文章と同様に写真も信頼感を与える重要な要素になります。文章と同じように、代表者の人柄が伝わる写真を選ぶと良いでしょう。
怒っているような表情や強張った表情ではお客様に高圧的な印象を与えてしまう可能性がありますので、できるだけ朗らかな表情がおすすめです。
代表者は文字通り会社を代表する立場ですので、人柄が見える写真でお客様に信頼感や親近感を伝えましょう。
会社沿革の書き方・ポイント
会社概要ページに会社沿革を掲載する場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか。会社沿革・企業年表の書き方やポイントを確認していきましょう。
会社沿革の書き方にルールはない
ホームページに載せる会社沿革の書き方に、特に決まったルールはありません。開業や上場、合併、所在地の変更など、会社の状況が変わった節目に関する事柄を記載するケースが一般的です。
会社の経緯を語るうえで欠かせない事柄をまとめ、時系列を追って記載するとよいでしょう。また、他社のホームページを参考にしてみるのもおすすめです。
詳細に記載するなら別ページを設けるのも一策
詳細な会社沿革・企業年表を掲載したい場合、ホームページ内に別ページを設けるのもおすすめです。会社概要ページは企業としての基本情報を伝えることが主目的ですので、詳細な沿革を記載することで必要な情報が見つかりにくくなってしまうケースが考えられます。
会社沿革・企業年表として記載しておきたい事柄が多いのであれば、思い切って会社沿革のページを設けてしまうのも一策だと言えるでしょう。
会社概要ページには「お客様目線の配慮」を
会社概要ページに限らずホームページ内のすべてのページに言えることですが、常にお客様目線に立って情報を提供することが大切です。
ホームページを訪れたお客様に「不便だな」「不親切だな」といった印象を与えてしまった場合、製品やサービスを利用してくれることは期待できません。
では、会社概要ページにおける「お客様目線の配慮」として意識したいポイントをいくつかご紹介します。
お客様が知りたいのは他社との違い
会社概要ページはどこの企業も同じような情報しか記載されていないというイメージがありますが、「他社との違い」に興味があるユーザーは少なくありません。
代表挨拶や事業案内の例文やテンプレートもあふれていますが、自社ならではの強みやコンセプトを「自分(自社)の言葉」として記載することが重要なのです。
すべてを例文やテンプレートに頼るのではなく、お客様や求人募集への応募を検討している人が本当に知りたい情報は何かを考え、オリジナリティのある会社概要ページを目指しましょう。
会社の雰囲気が伝わる画像を
会社の雰囲気をより具体的にイメージしてもらうために、画像を掲載するのもおすすめです。こだわりの製品や設備、サービスイメージなどを載せることで、お客様はより多くの情報を視覚から得ることができます。
また、社員(従業員)や社内の様子を掲載するのも一策です。お客様に親近感を与えることにつながるだけでなく、入社を検討している方へのアピールになるかもしれません。
画像を有効につかって、会社の雰囲気を伝えましょう。
Googleストリートビューや動画の掲載も効果的
会社の雰囲気をより具体的に知ってもらいたいという場合には、「Googleストリートビュー」の導入も効果的だと言えます。
Googleストリートビューとは、360°カメラで撮影した映像で、実際に建物内を歩き回っているかのように視覚情報を提供することができます。
また、動画コンテンツの掲載も一策です。文章や静止画よりも多くの情報を伝えることができ、社員や社内の雰囲気を存分に表現することが可能です。
以下の記事では、Googleストリートビューや動画コンテンツの活用方法についてご説明しています。あわせてご確認ください。
関連記事:Googleストリートビューとは?|メリットや導入方法を詳しく解説!
関連記事:動画コンテンツの魅力って?ビジネスに活用するメリット
外観写真や地図へのリンク
会社の建物の外観写真を掲載することで、会社に訪れるお客様や取引先の方がスムーズにアクセスできるようになります。
わかりづらい場所に立地している場合には、目印となる建物を記載したり、Googleストリートビューで最寄り駅からの道順案内を掲載しておくのもよいでしょう。
また、地図の埋め込みや地図へのリンクを設置するのも有効です。会社を訪れる方が迷うことなくたどり着けるように、細かな部分まで配慮するように心がけましょう。
ホームページ全体のデザインと統一感を持たせることも重要
ホームページのコンセプトにあっていることも会社概要ページを作成するうえで重要なポイントになります。
デザインや書式、レイアウトなど、ホームページ内の他のページと統一させることで、堅苦しくなりがちな会社概要ページでも「自社らしさ」をアピールすることができます。
会社概要の書き方のポイントを押さえて信頼感を獲得しよう
今回は、ホームページの会社概要の書き方・作り方についての情報をご紹介しました。
会社概要はお客様に信頼感や親近感を与える会社案内・自己紹介の役割を果たします。お客様がどういった情報を求めているのかをよく考え、親切でわかりやすい会社概要ページを目指すことが大事です。
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