ホームページ作成マニュアル2020.09.24[木]
Web制作の流れを理解すると簡単にホームページが作れる!
昨今は業種や規模を問わず、企業が自社のホームページを持つことは当たり前となってきました。ホームページを持っていれば、自社の製品やサービスを効率的にプロモーションできるだけでなく、会社の事業内容や企業方針、企業理念などを一般に公開することもでき、言わば「名刺」代わりとして、企業そのものの存在を知ってもらうことができます。これにより、新たな取引先の獲得だけでなく、優秀な人材を獲得すること等も可能となり、企業にとっては多くのメリットがあると考えられます。
一方で、総務省が実施した通信利用動向調査では、全体の1割強程の会社はホームページを開設していないという調査結果も報告されています。この理由としては、「ホームページを開設するための専門知識がない」、あるいは、「ホームページの開発を行っている業者に多額の報酬を支払う余裕がない」といったことが挙げられます。
今回は、そのような理由からホームページを開設していない企業向けに、安価、もしくは無料で自社ホームページを作成するために心がけるべきこと等をご紹介していきたいと思います。
ホームページ制作の流れ
まずは、ホームページ制作の流れを紹介します。ホームページを制作するためには、最初にホームページで取り扱う製品やサービス、ターゲットとする客層を明確にし、コンセプトを決定します。さらにそのコンセプトに基づき、ホームページの内容や構成を決めれば、準備は完了です。特にホームページのレイアウトを始めとした構成は、企業や商品そのものへのイメージにも大きな影響を与えるため、選定は慎重に行う必要があると言えるでしょう。
コンセプトをもとにした、ホームページの内容や構成が決まったら、ページ内のコンテンツを決定する必要があります。コンテンツもホームページの方向性に大きな影響を及ぼすため、その決定は慎重に行う必要があります。例えばホームページ上で商品の販売を行う際には、複数のページで構成された商品案内、送料や手数料、発送方法を表示するページ、特定商取引に基づく表記など、ユーザーにとって不可欠なページや、表示が義務付けられているページなども存在するため、それらの制作も忘れずに行うようにしましょう。同様にサービス業であれば、ネット予約フォーム、口コミ紹介、アクセス案内など、新たな顧客を獲得するために不可欠なページをリストアップし、制作する必要もあります。どのような目的でホームページを制作するのかを明確にし、コンテンツを決定する必要があると言えるでしょう。また、業種に限らず、会社の概要や歴史を記載した会社案内や、気軽に問い合わせができるようにするためのお問い合わせフォーム、個人情報の取り扱い方針が記載されたプライバシーポリシーなどのページは、コンテンツを充実させるためにも、必ず制作するようにしましょう。
サイトビルダーのラインナップ
専門的な知識が乏しいという理由でホームページを開設できないという会社は、専門的な知識がなくてもホームページを作ることができる「サイトビルダー」というサービスを利用するのもおすすめです。ホームページを作成するためのソフトも販売されていますが、サイトビルダーはインターネット上で登録するだけで簡単に利用することができ、作成のための手順もわかりやすく記載されています。
続いては、このサイトビルダーの中でも代表的なものやおすすめのものをいくつか紹介していこうと思います。
WIX(http://ja.wix.com/)
最初に紹介するのは、WIXです。このサイトビルダーは、イスラエルで開発されたもので、日本語にも対応しています。利用者数が多く、使用方法について不明な点があっても、インターネット上で口コミなどを調べればすぐにわかるといったメリットもあります。
WIXの大きな特徴のひとつが、豊富に用意されたテンプレートです。これらは、小売店やレストラン、ポートフォーリオなど、ホームページを作成する目的や業種別にさまざまなものが取り揃えられており、その使用用途は多岐にわたります。機能の拡張も簡単に行えるため、ショッピングカートや予約フォーム、気軽に情報を発信できるブログなど、ホームページの方向性に則したさまざまな機能を随時追加することができます。機能性、ある程度のデザインの両面にこだわりたいと言う方におすすめのサイトビルダーです。
ペライチ(https://peraichi.com/)
ペライチは、誰でもすぐ簡単にホームページが作成できるサービスです。目的に沿ったテンプレートを選び、文章や画像を入れるだけでホームページがすぐ作れるので初心者の方にオススメです。
いろいろなサイトビルダーが存在しますが、その多くが海外発のツールで、テンプレートなどのコンテンツは海外向けに作られています。その点ペライチは国産のツールなので、日本人にあったデザインのテンプレートが提供されており、業種や用途によって使い分けることができます。また、作成されたホームページは自分で面倒な設定をすることなく、自動的にスマートフォンやタブレットの表示に対応します。
ペライチは、その名の通りぺら一枚(1ページ)で完結するホームページ作成が特徴で、キャンペーンやイベントなどのランディングページや採用ページなどいろいろな用途で利用できます。
One Page(https://one-page.cloud/)
One Pageは、Webマーケティングメディア「ferret」の運営会社が提供するサイトビルダーです。「サービスの紹介」や「新卒の採用」「イベント参加者の募集」といった細かな利用シーンごとにテンプレートが用意されており、そこに画像やテキストなどのパーツをドラッグ&ドロップで挿入するだけでページが作成できます。
簡易的なアクセス解析ができるほか、多言語対応機能「WOVN.io」やフォーム作成・顧客管理ができる「formrun」などの外部ツールと連携しているため、ページ作成から運営、集客までを一気通貫して見ることができる点が特徴です。
サイトビルダーを使った経験のない方でも安心の”チュートリアル機能”も付いています。
Voog(http://www.edicy.com/)
続いて紹介するのは、「Edicy」と言う名前で人気のあったサイトビルダーがリニューアルされる形で誕生したサイトビルダー「Voog」です。「Voog」の特徴は、海外における知名度が高いと言う点です。そのため、海外展開を視野に入れている企業などには特におすすめしたいサイトビルダーです。
「Voog」の機能の特徴としては、日本語以外にも英語、フランス語、中国語など、さまざまな言語に対応しているという点が挙げられます。そのため、海外の顧客を相手に自社製品や商品を販売したい企業の中には、この「Voog」を使用してホームページを制作している企業も多いようです。
また、昨今はスマートフォンを始めとしたさまざまなデバイスを使用してインターネットへ接続しているユーザーも多く、より多くのデバイスに対応できる「レスポンシブデザイン」を利用できるか否かという点も、ホームページの運営において非常に重要と言えます。近年では、Googleなどの検索エンジンにおいて、スマートフォンに対応しているサイトを検索結果の上位に優先的に表示すると言った方針を発表しており、レスポンシブデザインの重要性が高まっています。「Voog」では、このレスポンシブデザインにも対応しており、長期的なホームページ運営の計画も立てやすくなるでしょう。
IM-Creator(http://xprs.imcreator.com/)
IM-Creatorも人気のあるサイトビルダーのひとつです。その特徴としては、個性的でデザイン性の高いホームページを作成することができることが挙げられます。ホームページ上で活用できる機能だけでなく、見た目を重視したアーティスティックなページを作成したいという企業がこの「IM-Creator」を利用しているようです。操作性も非常に優れていて、簡単にホームページを作成できるというメリットもあります。
チェックしておきたい機能とツール
Webサイトに限らず、ホームページの作成において重宝するさまざまなツールがインターネット上には公開されています。代表的なツールとしては、フリー画像やフォントを取得できるものや、画像や動画、音声を編集できるもの、HTML5やJavaScript、CSS3等を簡単に編集できるものなどが挙げられます。これらの中には専門的な知識が必要なものも含まれますが、活用することでホームページのコンテンツをさらに充実させることが可能になります。
一方で、無料で入手可能なツールの中には、ウィルスが含まれている悪質なものも存在しています。無料のツールを使用する際には、そのツールに関する知名度や口コミなどの下調べをしっかりと行い、信頼性の高いサイトからダウンロードする必要がありますので、十分に注意をしてください。
まとめ
今回はホームページの制作において、覚えておきたい制作の流れと、その際に活用すると良いおすすめのサイトビルダーなどを紹介しました。企業にとってホームページは、印象を左右する「顔」の部分であり、制作の際には、ユーザーからはどのように見えるかを客観的な立場から考える必要があると言えるでしょう。
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